羽根木の松原

スパルタカスの羽根木の松原のレビュー・感想・評価

スパルタカス(1960年製作の映画)
4.0
ガチガチに作り上げたヒエラルキーに背き、自由を勝ち取ろうとする人間の素直な思いを仕上げたこの作品はキューブリックの映画とは思えないほどストレート。
ローマ軍は何年の誇りだのにこだわる一方で旧奴隷の側は老若男女、小人症の方がいたりだとかダイバーシティが素朴に自由を
勝ち取ろうと戦う。
一応のボスである、スパルタカスが字の読み書きが出来なかったり、アーティストが皆を癒したりと、この時代にもはやこの様なユートピアを創造し、映像に仕上げているとは。やはり凄い。