プライア

うなぎのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

うなぎ(1997年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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妻の浮気現場を目撃した役所はその場で即殺害。
自首して服役8年の後、仮釈放となり住職が身元引受人になる。
そして理髪師の資格を取り、店を持って新たな人生を開始。

そんなある日、役所は服毒自殺を図った清水を発見、通報。
これにより清水は助かり、役所の店で働くことになる。

清水の母は精神病で、その貯金3000万円を元恋人に詐取された。
元恋人というのは金貸しの社長で、清水はその会社の副社長だった。
理由はよくわからんが、上記環境を悲観しての自殺未遂?

清水は役所の事を好きになり、役所もそんな清水に好意を持っていたが、
妻を殺した過去の呪縛から精神的に解放されておらず、拒否し続ける。
そんな中、刑務所時代の知り合いの柄本がやって来て、
役所の過去を清水にバラすが、清水はそれでも心変わりしなかった。

やがて清水は3000万円を奪い返し、社長らがそれを取り返しに来る。
警察も来て騒ぎは収まり、3000万円も清水の物と認められる。

清水は社長の子供を身ごもっていておろそうとしていたが、
騒ぎの中の成行で役所はそれを自分の子だと言ってしまい、
清水に産ませて2人で育てて行こうと決心する。

借出所中のトラブルということで役所は刑務所へ戻ることになる。
でも1年余りで出られる予定。
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嫁はこの作品を知ってたらしく、役所コージが世に出た作品らしい。
なるほど、感情移入しやすいいい演技をしてたわ。

まさに映画らしい映画で、そんなにストーリーに起伏もないが、
何となくおもしろくて見てしまう感じかな。

うなぎってタイトルは役所がペットとして飼っているため。
人とのコミュニケーションが下手で、うなぎを可愛がっていた。
うなぎの雌は産卵後、父親が誰かもよくわからずに育てるとか。
役所らも似たような立場になるわけで、これを期にうなぎを川へ帰す。

清水美砂って久しぶりに見たけど、この人は知的なのにどこかエロい。
高校大学の頃だったろうか、そういう不思議な魅力が好きやったなあ。
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