うなぎの作品情報・感想・評価

『うなぎ』に投稿された感想・評価

yusuke

yusukeの感想・評価

3.5
アクの強いキャラクターたちが唐突に集結してくるのがファンタジーっぽい。そこまで周辺人物を掘り下げることはなく、あくまで役所広司演じる主人公プラス自殺未遂の女のふたり中心にほぼ話は進んでいくが、周辺人物たちも異様に印象的で、UFOを呼ぼうとする青年も謎にがっつり関わってくる。柄本明が極端に人間的な欲のある亡霊のようにでてくるが、個人に潜む善悪や人間性の二面性、もしくはそのグラデーションを冷めた主人公とともに表しているのか。もしくはこの映画全体が、インサイド・ヘッド的な脳内会議みたいな感じの複雑な人間の内面を表しているのか。
うどん

うどんの感想・評価

4.1
11/17@新文芸坐

妻を殺めてしまった男。仮出所後、周囲に過去を隠し理髪店を始める。

うなぎの生態を学び、自分の境遇と重ねる。

役所広司と柄本明の長回しの取っ組み合いが素晴らしい。

佐藤允が往年の役柄がそのまま年を重ねた感じで良い。用心棒達(神威杏次発見)相手に大応戦!

まさか「アレ」も妄想…?
ふざけぐあいが一級品。
水槽シーン、こんなのよく思いつくなぁ。

"困らないことはないんで困ります"に1番笑って、倍賞美津子の美しさは仲裁シーンが際立ってた。
秋田のカルメンとトランプマン、UFOの呼び方は8 1/2のよう。田口トモロヲさん❤︎
そして、柄本明のスタイリングは完璧だった。

連れないあいつ(うなぎ)は弁当で釣るってこと。
緑

緑の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読

パラレル「素晴らしき世界」。
いや、本作のほうが先だから、
あちらがパラレル「うなぎ」か。

「みんなが決めた」という理由で
情が移った女とケチな小男の間の
子どもの父親になる決意ができる
愛が深すぎる前科者の男の話。

哀川翔が主人公友人役って
初めて観たかもしれない。
新鮮!

柄本明は小物感溢れる前科者。
今となってはこういう柄本明は
なかなか観られない。
新鮮!

どういう情緒⁉︎ な市原悦子の迫力。
娘の性行為を覗いていたが、
野村昭子とハルミちゃんは出てこなかった。

倍賞美津子恰好いいし、
主人公の周りの人たちみんないい人で
やさしい世界。

原作未読なのであくまで印象なのだけれど、
トンデモなシーンの脚本は
天願大介担当部分に思えてならない。
Gocta

Goctaの感想・評価

-
妻に浮気をされ殺してしまった男が、8年間の刑務所暮らしの後で仮出所、床屋を開くが、自殺を図った女性を助けたことから始まる二人の関係を軸に、男の心の揺れを描く映画。面白かった。
みん

みんの感想・評価

3.9
とってもコメディで面白かった〜!
エロ全面というよりかは、ミステリィ要素が強かったですね。

うなぎと対話するなんて新しすぎるしそこでまず笑っちゃったよね。

最後のみんなで理髪店で暴力!!は爽快感あってすごくおもしろいし、楽しすぎた。

1人の女性をめぐってなのか、お金をめぐってなのか、はたまた自分の地位をめぐってなのか。
色々考えさせられるシーンでした。

あの、最後まで全然思わなかったんだけど、もしかして子供ってUFOの人との子だったりする?あそこともできてたりするのかな?

ちょめちょめしーんはえっちというか、なんかもっと見てたいな〜要素が強かった。
あとは道具を使っちゃったりしてね。面白いねぇ。
海馬(吉村昭)→シェラザードの八目鰻(村上春樹)
時計じかけのオレンジからの影響
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド、ドライブマイカー、蜘蛛の瞳、蛇の道、奇妙なサーカス、ロストハイウェイ、チタンへの影響

リンチは北野武しかり今村昌平しかり三大映画祭ちゃんと追ってるって事が分かった

市原悦子はあの鼻につく感じを無くせば世界最強なのにあの演劇業界独特の自分見せたさが凄すぎて余りにもカメラを感じてしまうから、今村昌平が彼女を起用してた理由に方言が巧みだったから意外に考えられないんだよね
せっかくの客観的カメラなのに監督の演出やその世界観を勝手に超えてきて台無しになってる

錚々たるキャスト陣が輝いててそれだけで観る価値ある。

血の繋がりや家族という契約によって縛り合いながら生きる人間がその執着から解放されて、愛と命だけが唯一重要であるという結論に辿り着くまでの話。

shall we ダンスの直後に役所晃広司を使ってこのプロットを撮ろうと思った今村昌平は頭おかし過ぎるし、カンヌはカンヌで翌年にこの180度対立する映画を招待して最高賞を与えてるヤバい映画祭
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品するも既に「楢山節考」でパルムドールを受賞していて2度目は無いだろと今村昌平監督は帰国してしまい、フランスに残っていた役所広司が替わりにパルムドールを受賞したエピソードはあまりに有名。
不倫をした妻を刺し殺した男の人生やり直しのお話。役所広司演じる男だけど凄く几帳面で真面目。それゆえに奥さんの不倫が許せなかったのだろうな。
哀川翔が脇役で出てます。ヒロインの清水美沙が何とも愛おしい…彼女の再出発のお話でもありますね。宇宙人を呼ぶエピソードや市原悦子エピソードなどちょっととっ散らかっている印象も受けますけどそれもまた良し。柄本明のねっとり嫌な奴演技が抜群にはまってますね。彼も病んでますね。
うなぎに話しかけるほど心を病んでいた男が少しづつ回復していくのがなんともいい感じです。
ジミですけど面白いです。確かに女性の裸に殺人はショッキングではありますが、何といってもパルムドール受賞作品ですからBSプレミアムあたりで放送して欲しいですね。
全く関係ありませんけど千葉刑務所作業品の革靴、愛用してます→https://www.e-capic.com/smp/item/105-70-31-45.html
のす

のすの感想・評価

3.6
現代風な重喜劇。脂っこい登場人物達が入り乱れて行く濃厚なストーリー。市原悦子演じるおかあちゃんが狂気的でインパクト強すぎた。自転車二人乗りのところは純粋に素敵。そのまま水槽に潜って行くシーンも面白かった。ドタバタも真っ赤な血も音楽もいやらしいところも全部ひっくるめて今村昌平監督作品。おなじみの小沢昭一がちょこっと出演していたことに気付く。役所広司という俳優はやっぱりすごいんだなーと思った。
Eiji

Eijiの感想・評価

4.3
普遍的なテーマが内包されているように思えます。抱えたものを完全に包み隠すことは難しいです。どこかで歯車が噛み合わなくなります。周りはいとも簡単にそこを抉り出そうとします。どこかで自らを放出して、放出する自分も受け入れる必要があります。
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