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薔薇の葬列のShoseiHのレビュー・感想・評価

薔薇の葬列(1969年製作の映画)
4.0
60年代後半の激動の時代の中で生きた若者間で生まれた文化が詰まっていて良かった。

ゲイや近親相姦などの性的問題をパゾリーニ監督作品「アポロンの地獄」のポスターを使うことによってギリシャ神話のオディプスの悲劇に関連付けている。長谷川長治さんなどの実在の人物を本人役で出演させたり、途中で実験映像的手法を挿入することで現実と虚構の境界線を曖昧にさせようとする意図が見える。
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