薔薇の葬列の作品情報・感想・評価

薔薇の葬列1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

3.8

「薔薇の葬列」に投稿された感想・評価

GATS

GATSの感想・評価

4.3
数ヶ月前のベルリンで『Porn Film Festival』というのがあったので上映公開。

一瞬ビデオアート的な、モティーフとモティーフが繋げられ、意味を解説行くような感覚を持たせる、手や背中の肌が美しい映画。

日本にいるとLGBTQ文化というのはあまり注目されないが、こういう作品を観てみると、本国のサブカルチャーの深みが観られる。
そういえば、60年、70年代だったかの新宿2丁目には、イブ・サン・ローランやピエール・カルダンなどのデザイナーやいわゆる著名文化人が集ったとも言う。
いわゆる、こういった芸術があふれる、アングラな顔を見せつつもそれが許された時代を象徴する、そういう映画でもあるかもしれない。

ドラッグやセックス、”ゲイボーイ”など、いわゆるカルトの作品がエンターテインメントとしてだけでなく、文化人が芸術だ、芸術だ、とか言ってきそうなそういう映画。
星評価わりと高いなあ、とは思ってたけど、想像の数倍良かった。ほんと。

たばこを喫むというところや、フーテン友人のゲバラとかいう名前、くらくらする時系列の繋ぎ方とか、ときめきを挙げだしたらきりがない。

ピーターの個性的なかお、なんだか不細工に見えるときもあれば ものすごくうつくしい時もあって戸惑う。こういううつくしさは控えめに言ってすき、もっとみたい。すっぴんも好き。

ゲイボーイのお話ベースに、オイディプス王要素は後から、くっつけたら面白いんじゃないか?という感じで足されたらしい。
わりとおフランスの香りがする。

特典映像に松本俊夫監督インタビューあるのだけれど、美術出身と聞いてははぁ〜となった。こういうの撮る人の姿やお喋りをみちゃうのってゾクゾクするワ...。
あやこ

あやこの感想・評価

4.3
ピーターの若い頃ってこんなに美しかったんだ…
特典映像でオイディプス王が物語のベースにあったということで、、うーんすごい。
残酷なのにユーモアもあって良かったーーーー
メタ要素もあって昔の作品なのに目新しさがあって…

えーー本当にこういう雰囲気の作品が好きだなあ。
松本俊夫監督の作品、もっと観よう!!
かとう

かとうの感想・評価

4.3
大学の講義内で観賞。キューブリック監督作「時計じかけのオレンジ」に影響を与えた云々の話は出典が曖昧らしいが、ともかくこの松本監督はキューブリックに匹敵する、もしかするとそれ以上の天才なのかもしれない。同性愛だけではないテーマ性の複雑さ、モンタージュの巧妙さ、今この時代においても前衛的とさえ思える映画の作り、この先何十年経っても、その鮮烈さは失われないだろう。
hotamilk

hotamilkの感想・評価

3.7
面白い……モノクロ、モンタージュ、途中アニメみたいな吹き出しのシーンとかもあって飽きない、本当に目が離せなかった……
当時10代?のピーターの、少年ならではの脆くて危うい、儚いけど生命力に溢れた色っぽい存在感……不完全な美しさが当時の新宿の混沌とした風景と相まって印象的だった
かがわ

かがわの感想・評価

3.9
時計じかけのオレンジへの影響はあからさまにわかった。モノクロがこんなにも効果的で鮮烈だとは
Lenely

Lenelyの感想・評価

4.5
Blu-rayにて鑑賞。

1960年代、コミカルに描かれていながらも題材にしているのは性のマイノリティーを始め、サブカルチャーなどアブノーマルな内容で同性愛という偏向した世界を描いている。
当時の映画としては非常に前衛的で、ショッキングなシーンもあったりと作品としても間違いなく好き嫌いは別れる作品だが、紛れも無い最高傑作だ。
現代でも問題視され、偏見など社会現象を巻き起こしている今こそ皆にこの作品を観ていただきたい…。
9638

9638の感想・評価

-
知らん間に友達が修士に進むことになっていた、めでたい、一緒に観た
前衛とコミカルの同居という面白味はあるものの、それが成功しているかというとビミョーなところ。
ラストのオチも取って付けたようなアバンギャルド感。
ただピーターがとても美しい。
壺尊師

壺尊師の感想・評価

3.9
1969年にこんな挑戦的な映画を作ったのがすごい。
ピーターさんのデビュー。
とっても可愛いので、ゲイボーイとしての男同士の絡みもいやらしくなく綺麗です。
因果な話でした。衝撃。
そして、当時の新宿や若者の思想が興味深い。最後は淀川長治さんが全部持ってった感じっ。
面白かった。
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