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マイ・マザーのSNLのレビュー・感想・評価

マイ・マザー(2009年製作の映画)
4.0
これを19歳で撮ったってマジっすか
クサヴィエドランって 一体何者!?
wikiに子役やってたって書いてあるの見てあー縁故かって思ったんだけど

https://screenonline.jp/_ct/17394751
によると

「子役時代を終えた途端に役者仕事が減り、オーディションに落ちる日々を過ごす。
高校の課題で「母殺し」という短編小説を書いたドランは、自身が監督を務めた作品に出演しようと「母殺し」をもとに「マイ・マザー」の脚本を執筆。無名の彼にはスポンサーがいなかったことから住んでいたアパートを売り、吹き替え仕事で稼いだギャラを全て注ぎ込み、ケベックの有名女優アンヌ・ドルヴァルに自ら脚本を渡すなどして19歳の時に長編デビュー作「マイ・マザー」を完成させた。」

すごい。縁故じゃなかった!すごい勇気と行動力!!

画面の切り取り方、時折挟まれるイメージ動画、そして彼の美しさで 映像的にとても楽しめた
(19歳が作ったという先入観から 2人の人間が会話するシーンの画角を 「大きく撮って後で切り取ったのか」と疑った。というのも右側の人のアップは左寄り、逆は右寄りに切り取ってたので。そうではなくそういう計画のもと何カットも撮影してたんですねきっと。イヤイヤ、芸術的センスのある人は若い時からすごい)

以下、ストーリーについての感想(ネタバレ含みます)

50分のところで人身事故で帰れなくなった娘を迎えに行ったため 前半と後半と2日ほど空いて鑑賞

◯前半の感想
もう母側にしか感情移入できないので
最初は この関係母としてキッツイな、、、って思って見てた
悪い母親じゃないのに 息子は母をこんな風に感じるのか
わたしはとりあえず息子とうまくやれててよかった(13歳から2年間くらい会話してくれないと時代あったけど)

それが レンタルビデオ店の表現でこの母親変だと気づく

まじ?自分が連れてってあげると言ってたのにおいてって、さらに追い討ち、鍵を持たずに出た息子を締め出すか?

「ゴダールの女は女である」を見たときにも感じたんだけど
わたしにはこういう 「自分の言動」と「相手がとってほしい行動」ズレがない。

これは女だけの特徴なの?
男で描かれること少ないけど男でもいるの?(幸い会ったことない)

タイトルが「母親」じゃなくてよかった
「わたしの母親」彼の母親はこうなのね
こりゃ、大変だ、、、息子がこういう態度になるのわかるわ、、

◯後半の感想
母親がこんなになったのも映画内で描かれてない息子のひどい言動行動があったのかもしれないなーと思った。仲が良すぎたための お互いの距離のない同一化というか

ウェディングドレスの母親を追うシーンは訳がわからなかったぞ。恋愛対象なのか、、、?
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