黒髪泥棒猫miyuki

マイ・マザーの黒髪泥棒猫miyukiのレビュー・感想・評価

マイ・マザー(2009年製作の映画)
3.5
当時19歳でこの映画を撮ったドランって、、すごい。

17歳で書いた『Le Matricide(母殺し)』という半自伝的短編をもとに脚本、監督、主演を務めたドラン。
母親シャンタル・レミング(アンヌ・ドルヴァル)はユベール(グザヴィエ・ドラン)と対立している。母子家庭。
母親は、食べ方も汚く、服・インテリアのセンスもトンチンカン。
ユベールという人間よりも16歳だからと何でも決め付けて物を言う。

ユベールの恋人アントナン(フランソワ・アルノー)の家庭は母子家庭でも真逆。ゲイであることにも批判的でないし、母親本人も自由に生きている。また、センスも良く、親子関係もいい。

そんななか、ユベールと母親の確執は強まり、ユベールは両親によって寄宿学校に行かされてしまう。親子関係とユベール自身の想いの行方は・・。

わたしはロランス→Mommy→胸騒ぎの恋人→と作品を観てきたので、ぼんやりとした感覚にはなったものの、こんな作品を生み出せるってすごい。。