若くして奇才
美しい容姿
グザヴィエ・ドラン
このワードを何度も目にしていたけれど
私はフランス映画のような雰囲気が
どうも苦手なので後回しにしていた
でもどうしてもドランの作品を見たくて
初めて鑑賞。
こんなに共感した映画は久しぶり。
「母を殺した」というワードから
まさか共感できるとは思ってなかったので驚いた。
「母を愛さないことは出来ない」
「愛していたはずだ」
「でも愛し合うことができない」
まさに私だ、と思った。
彼がこの映画の主演、監督、脚本
を今の私と同い年の時にやったと知り
単純に「奇才だ」と思った。
でも10代の頃に感じる親子愛の悩み
は彼と共感できるのか、と嬉しくもなった。
母親の役が最高にイラつくけど(褒め言葉)
母だけが悪いわけじゃない、と
第三者の目から見て気が付かせられる
これは彼の半自伝的映画なんだと思うけど
この映画を見たドランの実の母親は
どう思ったのだろう、と気になって仕方がない