おまおパン

マイ・マザーのおまおパンのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・マザー(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シンプルだった。そしてあのラストシーン。やっぱこの人天才。これ作ったとき19歳?信じられなーい。初期作品らしいあざとさがあるとこも可愛い。ドランの映画はセクシュアルにフォーカスを当ててるところと全く当ててないところに意図を感じるから好き。これは後者。
終始ぐうぅぅって苦しくなるから恋人とのシーンがなんかホッとする。セックスのシーンもほんの一瞬だったけどなんて愛に溢れてるんだ!
忘れてしまわないように言葉にする愛してるがしんどい。ユベールは確かに、存在としての母を殺した。



























これは本当に思春期一時期だけのお話なのかな?先生と父親の関係の方が真意なんじゃないのかなって思っちゃった。だってこの「若き天才」がそれこそ思春期真っ只中に書いた脚本だし…。もっと達観してそう。親サイドの心情までリアルに描けるのに?考えすぎか?あーでも恋人の「大人になれよ!」ってセリフもあるしなあ。全てを親のせいにしてる正真正銘の16歳なのかなあ。何言ってるかわからなくなってきた。

最後はやっぱり和解でなく、決別だったんだろうなあ。
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