ドランの"母親"との闘いはここから始まったー
と言っても過言ではない、彼の初監督作品。
母親、同性愛、家族、マイノリティ、葛藤、世界との関わり、この後のドラン作品に繰り返し登場するテーマが既に盛り沢山。
17歳、子供と大人の狭間にいるユベール。
情緒不安定な母親との距離感に悩み、一人暮らしを思い付くがー。
「愛せないけれど愛さないこともできない」
愛憎が上手く処理できない親子のやり取りは、
これ以上でもこれ以下でもない。
ヒリヒリして苦しくて苦しくて
息が詰まる。
本当に彼の作品は得意じゃないのに観てしまう。
そんな作品だった。
必見。