りょーこ

熱海殺人事件のりょーこのレビュー・感想・評価

熱海殺人事件(1986年製作の映画)
3.8
つかこうへい代表的戯曲の映画化

仲代達矢だ!と借りてみましたが、志穂美悦子や風間杜夫、大滝秀治、平泉成、石丸謙二郎、野村昭子と錚々たるメンバーでニッコニコになれました♪

が、舞台を観ている方々には不評らしい(笑)
先にこちらを観て良かったのかもw

っていうか、つかこうへい自体、多分初だわww

彼の舞台って初日と千秋楽では全然演出や脚本が違うと聞くし、それがまた楽しいのでしょうね。

となると、これはどの辺りの演出でやったんだろうなぁ?



ハチャメチャ過ぎる部長刑事、二階堂伝兵衛(仲代達矢)。

今日も今日とて愛する部下、水野(志穂美悦子)を使ってやりたい放題している。

そこへ富山から腹違いの弟、熊田刑事(風間杜夫)がやって来た。
真面目な田舎もんである。

二階堂は熊田に、熱海で女を殺した大山という男の捜査を命じるのだが……



誰でも人は殺せるが犯人にはなれない

殺人犯の囚人じーちゃんに大滝秀治
看守には平泉成

塀の中とは思えないユルユルさが楽しかった♪

っていうか、殺人犯なのにフラフラ出歩いてパフェ食べてたり、置いてきぼりにされたり、ほんと適当(笑)

二階堂も二階堂でサイコパスな暴れっぷりでドン引きですw

立てこもり犯に
「お前、包茎で早漏なんだろ!」
とか煽りまくる!!

さらに娘が嫁にいって悲しい裁判長は、ストレスで刑罰倍増、娘と同名を殺したら即死刑にするとか言うし!!!

舞台はほぼ4人芝居らしいので、そこで飛び出たアドリブにキャラ付けして映画で増やしたのかな?

役者も上手いし、台詞の応酬も楽しかったぁ~

これは是非とも舞台版を観てみたい(*‘ω‘ *)
りょーこ

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