歯医者のお姉さん

裏窓の歯医者のお姉さんのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
3.9
面白かった!主人公は犯人だと疑わないが、観客には勘違いである点をいくつか先に示しておくというタイプのサスペンスで、通常だとある時点でどちらかに方向が定まるものだけれど、この作品の凄い所は最後までどちらとも取れる脚本だということ。逆方向に突っ走るスリルが斬新で楽しかった。看護師さんや窓から見える住人たちのキャラクターも色濃く、片足が両足になっちゃうラストも最高。ワンシチュエーションの可能性を観た。