marina

裏窓のmarinaのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
4.0
覗き見の覗き見、"ヒッチコック的3D"。

ヒッチコックの作品を古典的ハリウッドの授業では代表のように取り上げられて、その度に観なきゃ観なきゃと焦りながらこれまで観たことがあるのは『サイコ』くらいでありまして…この作品も授業で鑑賞しましたがカメラワークとか本当に面白いし、なんといってもたまらなくゾクゾクさせられます。

立体映画がテーマで鑑賞しましたがネタバレはしたくないので省略。主人公が映画観客で窓の外から見える隣人らは映画のキャスト。主人公の覗き見を私たちは覗き見しながらサスペンス映画を予想する主人公を私たちがさらに予想するという感覚の面白さ!最後にはびっくり、なるほど3D。

しかし、わたしが強調しておきたいのは息を飲むほど美しいグレースケリーです。照明のせいか、彼女の美しさのせいか、なんだかキラキラ光ってオーラありまくりだし、いちいち振る舞い方話し方が高貴で上品でうっとり!はぁ。主人公は結婚が億劫らしいですが、覗き見とかして事件に巻き込まれたり変な目にあう前に結婚して!笑

ヒッチコックを観ずに映画好きとは言えないし、絶対損はないからまずは『鳥』や『めまい』観なきゃ。
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