RIO

バーバーのRIOのレビュー・感想・評価

バーバー(2001年製作の映画)
3.6
「オー・ブラザー!」の次に放った
コーエン兄弟のクライム・ムービー
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」の
延長線上にエドの心の空虚、僅かな 希望が響ている

カリフォルニアの片田舎の小さな街サンタローザ
バーバーで働くエドは静かな毎日を送っていた
無口な男が恐喝することを思いつく
悲劇が悲劇を呼ぶ
言葉では言い表せない心の内を
じっくり見せてくれます

バーバーの床の光彩が穏やかな生活の美しさに見え
エドが弁護士に現代人の顔をしていると
言われるあたりに
田舎に近代化が入ってきて心が蝕ばまれている
エドの虚しさを感じた…

16歳のスカーレット・ヨハンセンの初々しさがかわいい
RIO

RIO