バーバーの作品情報・感想・評価

「バーバー」に投稿された感想・評価

miho

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4.5
すごく良かったです。今までみたコーエン兄弟作品の中でも一番良かった、というか最高傑作では…。感想あとで詳しく書きたい。
Daisuke

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3.4
床屋勤務の男。人生を変えようとほんの少し行動しただけであれよあれよと転落。
結局悪いことをすると何らかの形で自分に帰ってくるということかな。
映像の色合いとかすごく哀愁が漂っている。
フツーに生きてるつもりなのに不幸に。なぜなら世の中は悪意に満ちているから。彼には分かっていたのか?こんなもんだと。
スカーレットヨハンソンが子供ながら色っぽい。
リトル

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3.6
無口な理髪店に勤める主人公はやっとこさ、人生を変えてみようって思ったのが 皮肉にも運の尽き。
ちょっと動いてみたら こんなことになるとは…。

終始 無口な主人公。一見 賢そうに見えるんだけど、実は すべてを受け身で生きてきたようなおじさん。
このおじさんの え、思ってたんと違う…っていう顔がすごい好き。笑

タバコを吸いながら、ほんとにすべてを受け入れる最後は潔い。

皮肉だらけで やっぱり人生は難しいし、よくよく考えとかないとうまいこといかないよって釘をさされたような気持ち…。
どにた

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2.5
もやもやっとするがなぜかまた見たくなる…知らない内に引き込まれている…
disco

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2.2
エドがずっとタバコ吸ってるからなんか暗い気持ちになる。今まで流されるままに生きてきた空虚な男が、少し自分を変えようとしたら崩壊する話。
ラストの背景白いから明るい印象で終わっちゃうし、ピアノの才能は無いらしい

馬に乗ってはしゃぐフランクは可愛い。
翔一

翔一の感想・評価

4.0
全編白黒ながら飽きない
どいつもこいつも胡散臭いやつばっかりで、唯一純真そうなスカーレットヨハンソンが一番汚れてる
平坦な人生を変えるためにチョコッと動いた理髪師が、最後に色々な髪型の執行人(opと対応)に見られながら電気椅子にかかるっていうなんとも皮肉な話
カツマ

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3.7
平地だと思って歩いていた道が実は坂道で、ふと落としたリンゴはコロコロと坂を転がり落ちていく。そのリンゴはある平凡な人生のよう。ちょっとしたボタンのかけ違いで人間は奈落の底へ転落していくし、人生は何が起こるかわからない。
床屋って元々白色が強くて、モノクロの描写とも相性が良い。加えて古き犯罪映画の手法としてのフィルムノワールの趣も強く、タバコの煙と影で見せるジョルジュ・ド・ラトゥール的陰影が不穏感を煽り、この先何か悪いことが起こりそうだという予感が画面全体を支配する。

義兄の床屋で働く理髪師のエド・クレインは無口なヘビースモーカーで、快活な妻とは真反対の物静かな性格。デパートで働く妻のドリスは上司のデイヴと妙に親密で、エドは2人の不倫関係を疑うようになる。
一方エドは床屋の客である投資家クレイトンと出会い、画期的な未知の新事業ドライクリーニングに投資することを決めてしまう。エドにそんなお金は無いはずなのだが、彼にはある目算があった。それは不倫関係にあるデイヴをゆすり、彼からお金をむしり取ろうとするものだった。無事、お金はクレイトンに渡り、エドの作戦は成功したかに見えたが・・。

あまりに淡々としていて、この映画で人が死んだり、裁判沙汰になったりするなんて夢にも思わないのだが、運命の矛先は無情にも主人公のエドを不運のどん底に突き落とす。しかし、映画全体に悲壮感はなく、むしろ手記を読んでいるかのような悟りの境地的テンションが朴訥と語られている、というマイペースなサスペンス作品だ。

若きスカーレット・ヨハンソンも出演。撮影はもちろんロジャー・ディーキンス。
この作品の頃はまだコーエン兄弟もインディペンデントなカリスマ的存在で、この映画は完全にミニシアター枠だったと思うのだが、コンパクトだからこそ監督のセンスを十分に感じる取ることができる作品でした。
junkorika

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3.8
美しいモノクロ映像。静かに淡々と進むストーリー。
ピアノが奏でる『悲愴』が結末を暗示しているようで印象的。
カラー映像も観てみたい。
R

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5.0
めちゃくちゃ久しぶりに見てみた。記憶が確かならば5回目の鑑賞。やっぱおもしろいですねー! こんな人を小バカにした映画なかなかないと思う。コーエン兄弟そういうの多いけど本作はかなりひどい笑 無口でヘビースモーカーな中年理髪師エド。特に何も深く考えることなく、ただ流れるままに人生を生きてきた面白みのかけらもない男。愛も会話もない酒飲みの妻は、地元のデパートで会計の仕事をしてて、そこの上司と不倫してる。エドはそのことを知っているが、何も言わずにいる。何に対しても心が動かず、ただ時間だけが過ぎていく日常。ここまでは、日本でもまぁありがちな中年男性の心象風景なのではなかろうか。そんなある日、ドライクリーニングのビジネスを起業するため資金を求めてるゲイの男が、たまたまエドの店に髪を切りにやってくる。その儲け話がエドの心に響いてしまったようで、今まで人生の全側面において受け身だったエドが、妻の不倫相手に、お前の不倫を世間に言いふらされたくなければ、1万ドルを指定の場所におけ、と脅迫の手紙を送り、その金をゲイのおっさんに託す、という大胆な行動に。しかし、そこからエドの人生があれよあれよと崩壊し始める……てかどちらかと言うと、エドの人生ははじめから空っぽで、それが全部露わになって、静かにゆっくりと崩壊していく感じ。その事実をエドがどのように受け止めるのか、それがめちゃめちゃ興味深いのです。それこそ本作の最大の見所なので、あまり触れずにおこう。そして、彼の前に現れる、ベートーベンのソナタを弾く美少女。この子の人生を、自分らみたいに平凡なまま腐らせてはいけない、何とかしてやらなければ、と、これまた柄でもないことを考え始めた結果……。流れるままの人生=空虚、流れに逆らってみた人生=崩壊、というあまりにもペシミスティックな展開で、それをまったくワケの分からない、意味を成さぬ不条理として演出するコーエン兄弟のセンスは抜群で、特に、妻の不倫相手の奥さんが夜中にうちに訪ねてくるシーンとか、演技も含めて爆笑。常にクールにタバコをふかし、下らないことばっか考えてるエドを演じたビリーボブソーントンの笑いと哀れみを誘う完璧な演技、腐りきった精神の中にすら人間の崇高さの煌きを微かにのぞかせる奥さんを演じるフランシスマクドーマンドのカッコよさ! 最高! な上、脇を固める俳優たちのバカバカしいほど素晴らしい演技に圧倒されるし、何より陰影が深くシュールでノワールな映像と、ゆるやかで冷たいカメラワークが美しすぎて、全編魔法のように見入ってしまう。特に、ラストシーンのインパクトは強烈! 一度見ると忘れられない目の眩む虚無のまばゆさ! 隅々までコーエン兄弟の鬼才と意地悪さが行き届いた大傑作と思います。好き嫌いは別にして、ひとつの世界観を築きあげて提示する映画作品として、非の打ち所がない。今後も何度も繰り返し見たいし、是非とも多くの人に見てみてもらいたい。ちなみに、禁煙している人には、本作を見るのはお勧めできません。24歳で禁煙を始めたとき、3日目くらいに本作を通して見たのに、エドがふかす美味しそうなタバコの煙しか記憶に残らなかった。クラクラきた。そんくらいエドは美味しそうに煙草を吸います。要注意!!!
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