RIOさんの映画レビュー・感想・評価

RIO

RIO

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.0

ヴィヴィアン・リーが相当強力
欲望の電車に乗っていたのはお姉さまだけではないですか

急に新婚の妹の家に転がりこんで🤸都合が悪くなるとお風呂🛀ばっかり入って空気の読めなさに腹が立つ

貧乏人と私たち
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ル・ミリオン 4K デジタル・リマスター版(1931年製作の映画)

4.0

ルネ・クレールの撮る群像劇
「ル・ミリオン」人間の表と裏の顔

アパートに住み家賃もあらゆる店から滞納しているミシェルをかなりの量の人達が詰め寄る
捕まってもいいような追い駆けっこは楽しい

天井から
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.8

本日も天才デイヴィッド・リンチ大好きというキューブリックの「ロリータ」

細身のバッチリスタイルのロリータ

キューブリックが物議を醸すタブーを扱い人間の本質や何が普通なのかの社会の矛盾を探る
ウラジ
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裏窓(1954年製作の映画)

3.9

こちらはデイヴィッド・リンチ大好き作品
映画に狂わされた1作のようです
涼しげな部屋に1編のミステリーの中で人々が集まり 窓から覗く謎が解き明かされるのが最高だと言っておられました

私もそう思います
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.9

想像だにしなかったリンチ かなり寂しい
もういくつか作品が創作されるかと思ってたのに悲しい

リンチの本「大きな魚をつかまえよう」
にはEraser headが1番スピリチュアルな作品だと書いてあった
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氷の上のふたり(2014年製作の映画)

3.5

シロ❄️くまがずっっと可愛い
何処でもお腹見せちゃう🐻‍❄️
ずっとコロンコロンしてた

💠先が読めるようで読めない
読めないようで読めた🦭良いお話

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.7

絶望という世界から抜け出すには

撮影の3ヶ月前からプロボクシングのトレーナーの指導に毎日数時間 週6日間の厳しいトレーニング🦸‍♀️ウェイトトレーニングと夜中に起きてプロティン摂取🦸‍♂️ヒラリー・
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苦悩のリスト(2023年製作の映画)

3.5

2021年のアフガニスタンからの米軍撤退とタリバン再侵攻による混乱と恐怖
現代の人道的危機として誰も手を出せない地帯

スマホの映像が多くて やや観にくいのもあったけれど力強い モフセン・マフマルバフ
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.7

あらゆるスタイルで首を落とす
趣向を凝らしてました

首無し騎士とか赤い血 黒い血がとてもしっくりきてる 木のなかに蠢きドロンドロンしてまして雰囲気出てました

クリスティーナ・リッチの眉毛がなくても
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

3.0

ロッキーは実験で勝手に生き返されてぐったりしてた 途中で居なくなってしまった代わりにまた 1人のエゴで勝手に生き返されたゾーイ
時間が経つ毎にゾーイは人の心まで読めてしまう 脳の中で血清が生きている
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センターステージ(2000年製作の映画)

3.7

25年も前だからか時代的な音楽にみんながオーバーリアクションなのを多少感じながら観た

始めはきっとこの子が嫌な役なんだろうと目立ってた感じでしたが色々と満遍なく嫌な印象を学生に持ちながら 競争だから
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グッバイ、ケイティ(2016年製作の映画)

3.5

こういう人を知ってるけど耐えきれず適応障害になってしまった
決定的な違いはケイティは雑草のように強かった

ギリギリまで我慢して
何でも自分がやってしまえば解決する
そうやって些細なことから何から何ま
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.0

箱に入った7枚の写真から紡ぎ出された物語

ベルギーからアイスランドにやって来た牧師は白夜で眠れず言葉も分からない 知り合いもいない冷たい霧の中を進む道はアギーレ神の怒りのようでもありました

雪道で
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アンティークの祝祭(2019年製作の映画)

3.8

仕掛け時計が時を刻む
アンティークには馴染みはなくとも美しい物で溢れて観ているだけでも素晴らしかった

記憶の断片が蘇り幼い頃の子供たちが走りすぎる 作品の全体がクレールの思い出で詰まっていました
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ナイトスイム(2024年製作の映画)

3.3

これはキューブリック「シャイニング」父親憑依 verですね
父親がこんなになったら どうしたら良いの

監督はプールという舞台で怖さを感じて貰うあらゆる可能性を引き出したかったのかもしれない

目には
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ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.8

あまりの絶望したサマンサが開き直って言いたい事やりたい事をするんだっと変身した姿が欲望丸出し ハシタナイでした 直ぐに止めてたw

堕ちても慰めにはならなかった
何も解決にもならない

どうしても同じ
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折紙(2024年製作の映画)

3.8

生命の息吹きがゆらめく 神話を感じる
浮遊感を通り越して紙に体ごと飛ばされる感覚を得る
繊細で優雅にたゆたう扇子
風に舞う紙が空間を撫でるように漂う

形あるものが形を忘れて空間を泳ぐ
紙の厚さの感じ
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.7

ある者はどこへ行っても人を幸福にし
ある者は去ることで人を幸福にする
オスカー・ワイルド

毎日同じ道を走り続けると違う道はないのかと考えるようになる 私はそう考えないようにしてきた
とか含蓄のある
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

タイトルのcaptainはヴィゴ・モーテンセンのことだと思いますが
その遺伝を受けて更にスパルタを受けている子供たちも同じようにfantastic になっていく予感があります 個性豊か

やや やり過
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.8

まともな肉体を取り戻せない父親は娘の顔を見れば安楽死を早くさせろと訴えてくる 嘆きも大きいけれど自分の意思で生きているから悲哀さはあっても悲惨な雰囲気は微塵もない
でも役に立つこと誰にも何もしてあげら
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

アメリカ政府がネイティブアメリカンを保留地やリザベーションに追いやった
ワイオミング州ウィンド・リバー はアラパホ族とショショーニ族の居住地となってるそうです
もともとはショショーニ族の土地だったと
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犬が伝えたかったこと(2020年製作の映画)

3.3

フィロスって呼びにくい
でも可愛いかった

終わりに向かって空中撮影が壮大になっていった

ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)

3.8

いくつかの観点からアプローチすることができる雰囲気が素晴らしい

社会の中で権力や不平等が上流階級と使用人の間に横たわる階級の違いを強く描かれている

秘密や過去や招待されたノヴェロがまた意味深だった
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プックラポッタと森の時間(2021年製作の映画)

3.8

プックラポッタの振り向いた顔はごん🦊の話に出てきた兵十だった
生存圏を失いつつある日本たんぽぽの為に西洋たんぽぽの首を斬るプックラポッタが潔い

あまり気を止めない小さな花とか 🌼
成長する前に居なく
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.7

豊臣秀吉寄りの司馬遼太郎だからか家康が黒大蛇に見えた 随分とどす黒く演出されてた
こちらからTBS作品*1981年を観たら ほぼ台詞まで一緒だった それでも原作から持ってくる各々の特徴と違いがあって
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.6

マーゴが浮気しながら平気でトニーの前に居れるところと結構図々しい浮気相手のマークが言いたい事を言ってる辺りでトニーに有利になるように願ってしまう

あーなって こーなっての鍵のトリックは面白い どうし
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.6

真実が明かされる時が近づいているソワソワ感のある音楽
出てくる人達がみんなあやふやだから分からな過ぎてソワソワ感はなくなった

噂が怖くて小さな嘘をついてを繰り返す
その嘘は本当になってしまう

とに
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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

泣いた瞬間に笑って歌い出す

小悪魔エマヌュエル・ベアールの編み上げブーツもいつの間にか私物化してたギャビーの豹柄コートもよく似合う

ファニー・アルダンとカトリーヌ・ドヌーブ一騎討ち 凄い迫力です🌹
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キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

4.0

ネタバレというか
いくつかの解釈が出来ると思える作品なのでそのまま

あらゆる後悔や過ちからの再生へと導く物語
母親を亡くした喪失感を抱えながらもその痛みがパリスを突き動かし結果的に子孫の家族までを新
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.9

マッティ・ペロンパーのことを弄りたくて決まった髪型なのではないかという気がしてならない 徹底したスタイルは揺り篭からチラッとも可愛いかった
メンバーになりたくても髪が生えないから慣れない男もいればガソ
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海辺の家族たち(2017年製作の映画)

3.8

自分を作った土地の匂い
潮の香りような柔らかい優しさ
安心して1人になれる 自然と目の前に広がる空間と結ばれてゆく
永遠性を望み 変わらないことを何処かで願う

最小限の動きと空気感で教えてくれる
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マイ・ファースト・ミスター(2001年製作の映画)

3.9

硝子の心を持つミスターとビー玉みたいな瞳のジェニファー
感性の引き合う人はお互いに感じで分かる

望遠鏡で世の中を見る2人は人間が苦手 カールツァイスのレンズを透すと肉眼より よっぽど見えるんだと聞い
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.7

ピンクが気持ち悪い
ライアン・レイノルズが生首のジェマ・アタートン様と冷蔵庫を介してお話をする そこにアナ・ケンドリックの物まで並んでました 凄い設定で面白かったです

見たいものを見ている聞きたいこ
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.7

ジャケットでタチアナとエレイノが寄り添うとこで流れるチャイコフスキー「 Pathetic」は「枯れ葉」でも流れた時も美しかった

恐ろしいほど喋らないエレイノとヴァルトに負けないくらい話さないタチアナ
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.5

性格の良い人と悪い人の描き方が極端すぎる 意外とお騒がせな城野は自分のタイミングの悪さをもう少し考えるべきです☆
こういうタイプの作品は悪い奴の方が面白い 綾野剛の薄汚い感じがよく似合った☆

言った
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