orangeloopさんの映画レビュー・感想・評価

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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.1

最近は良い映像が撮れなくなって
すっかり黄昏時
運命を賭けてる海洋監督とクルー
なんか可笑しい
チームズィスーの赤いキャップ

「グランド・ブダペストホテル」みたいに
色彩が全部優しいから癒しが凄い
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

カリフォルニアの埠頭
大量のコカインと9100万$が消えた
27人の死体
密輸船爆破事件

捜査官クイヤンが生き残ったキントを尋問する
何となくヌメヌメした雰囲気が不気味
目は口ほどに物を言う

エレ
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ビタースウィート・モーテル(2000年製作の映画)

4.3

phishはブルーグラス・カントリー・ジャズロック
ジャム・セッションだから二度と同じ演奏は聴けない
shazamでは引っ掛かりません

Grateful Deadの影響を強く受けてるとか言われてます
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.5

どこもピンクと薬で満ちてる
幻覚の魅力的で特異な時代性や音楽
60年代ドラッグカルチャー

無は無でも色んな無があります
ほんと何も考えられない

ジャーナリストのジョニー・デップと
弁護士ベニチオ・
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ZOO(1985年製作の映画)

4.3

二人の兄弟は事故で妻を失くす
その妻の死体の腐敗

生きることは朽ちていく過程にある

腐敗の持つイメージは悪いけど
大雑把に言ってしまえば
腐敗に向かう時間軸
不条理そのものを最大級の美意識で広げる
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ざくろの色(1971年製作の映画)

5.0

黙して君は答えない
霊 自然 他者

アルメニアの色彩と陶酔の世界
もう涙が出るほどの美しい詩の表現

手から滑り落ちる杖
王妃は赤の布を纏う
人間は炎で黒い
赤と黒
一枚の布の下に欲情を仕
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.5

くすんだブルー調の
ひかりが降り注ぐ
陰鬱で彩度露出が足りない感じの
フィルムを撮影で用いていて
粒子の荒れ方も抜群にくる

早送りのカットは
ロンドンの街が本当に綺麗

はぐらかしているような
何と
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.0

ボスニア紛争停戦直後
バルカン半島の山岳地帯
1995年
衛生的な水を提供するNGO団体
マンブルゥが所属する「国境なき水と衛生管理団」は
水が使えなくなってしまった村に着く

井戸に落ちた死体
死体
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モーヴァン(2002年製作の映画)

4.5


何となくジャケットで見てなかった
のが惜しかった

ぬくもりあるこの映画が好きだ!

雨に濡れた路
服も音楽も大好き
心理的に打ち込んでくるリズム
あぁカッコ良い

愛してた人の体から消えていく
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

4.0

真空管の中にいるような世界
未麻が見る悪夢や幻覚の描写が
暗いですね
明るい声が暗く響く
悲しい憂鬱を包んでる

見られていること
見ていることに生きる力を重ねる
絶対的に存在の否定をしないファン
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サイクリスト(1989年製作の映画)

4.0

「パンと植木鉢」のモフセン・マフマルバフ監督初期作品

アフガニスタン難民のナシム
1週間 自転車に乗り続けてることが
できれば大金が手に入る
奥さんの大切な手術代のために
ナシムは自転車のペダルを漕
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ネネットとボニ(1996年製作の映画)

3.0

ジャケット借りです
期待通りに映像は素敵
わりとシリアス
「パリ、18区、夜」のクレール・ドゥニ監督

港町マルセイユ

ヴィンセント・ギャロのパン屋の夢想
ボニの性的妄想が凄すぎるっ
妊娠してし
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

悲しいブルーで満ちてました

ヒース・レジャーの目が鋭いから
パワー全開している
あぅ怖い!
ナースの格好にはちょっと電流

コインの裏と表
市民と囚人を分けた起爆装置付きの船
半分だけ人間の顔を持つ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

キリアン・マーフィの変態役好き
嫌みがあって良いです

正義とはバランス
とか気になる言葉もありました

高い塔から俯瞰してる
バットマンのフォルムが渋い
コンバットのバットモービルは黒がカッコ良い
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

スティーヴ・ブシェミと
シーモア・カッセルの絡みが絶妙

「in the soup」

まさにドツボるアルドルフォ・ロロは
N.Y イーストビレッジのボロ過ぎる
アパートに住み
永遠の悲惨さに嵌って
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日曜日のピュ(1994年製作の映画)

3.9

イングマール・ベルイマンの息子
ダニエル・ベルイマンが監督

ベルイマンの父は牧師
他の作品もキリスト教に関する
信仰について
生と死 が多いです

1920年 スウェーデンの美しい田園風
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ミルコのひかり(2005年製作の映画)

5.0

感覚や記憶がかつて持っているものを
超越させたような世界が広がっていった

1970年 トスカーナ
自宅にあった銃が誤って暴発した
イタリア映画の音響技師
ミルコ・メンカッチの少年時代を描いている
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バタフライ・キス(1995年製作の映画)

3.6

殺人を繰り返すユーニスは
「300」のクセルクセス並みの
全身ボディピアスと17のタトゥー

ガソリンスタンドで出合ったミリアム
突然この曲のレコード無い?と
多少キレ気味に歌うユーニスに
結構突っ込
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

微妙な角度のトロッコ列車に
ちょっと胸ときめく

1932年 グランド・ブダペスト・ホテル

ポーランドとチェコに隣接するドイツの
ゲルリッツで撮影された景色が素晴らしい
真っ赤なエレベーターとか
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.8

友達4人で住み始める
リレイナは片手カメラを回して
それぞれの皆なの毎日を撮影した

リレイナがビッキーとケンカした時に
鞄を持ってあげるとことか
電話掛けてきてもワン切りしちゃったり
「Realit
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内なる傷痕(1970年製作の映画)

4.4

私の愛する優しい人
美しい人よ

花ひとつ咲いていない

暗闇に光る溶岩
岩壁を滑り落ちる滝 飛沫の音
そこにある均整
靄のかかった抽象的な映像に
ウワァと声が出る
超カッコ良いカットが凄く多
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恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)

3.5

アパートのTVアンテナを取り付ける
エンジニアの無造作な死

建物が古いけど
わりと近い感覚
さりげなさすぎる

ドクドク増える
コールタールのような黒い液体
トロトロにウットリするときも
次第に聞こ
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ミラーマスク(2005年製作の映画)

3.5

光と闇の世界 その間にある出入り口
この世のバランスを保つ場所
まさに その天秤の役割りをするチャーム
夢の世界に紛れてしまったヘレナは
チャームを探している

ジョルジョ・デ・キリコとか
独特のア
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

「ラ・タ・タ・タム」

小さな小さい機関車がマチアスを
追って旅をする
ペーター・ニクルの原作を
森見登美彦が不思議な一夜を描く
原作とはだいぶ違うけど
キャラが面白いし仲良くなりたい!

京都中に吹
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ワン カリフォルニア デイ(2007年製作の映画)

4.0

波が砕けて泡が高く飛び散っていく

カリフォルニアを北上する
ローカルな道を車で走る
雨の日のカリフォルニア
やっぱりいいな感傷的です

嵐 波 絶えず揺れる循環の形で動いて
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ゴシック(1986年製作の映画)

3.0

空に凄まじい恐怖を暗示する
激しい嵐が吹き荒れている

死を意識したストーリー
―死の中にある命

バイロン伯爵の住むディオダディの館
3人の客が訪れる
詩人シェリーと愛人メアリー
メアリーの義
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

いつもお願いしてる美容師さんに
熱く語られて初めてのトライ
とにかく階段のシーンだからっ!
役者としての入りっぷりに感動されてた

オレンジに染まるプラットホーム
耳なりがする
その後 足をクロスさせ
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

5.0

ドラマティックな感情に溺れる
この空気 世界観
片時も目を離せません

ミラノ大公であったプロスペローが
船で流された後
絶海の孤島に漂りつく

プロスペローは24冊の魔法の本を紐解く
妖精や魔物から
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カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.5

1800年代
Kaspar Hauser

突然 村に現れた男
右手に祈祷書
左手には差出人不明の手紙

16歳までパンと水しか
食べてこなかったカスパーにとって
普通の食事ですら毒になる
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ヴィトゲンシュタイン(1993年製作の映画)

4.0

激しい情熱ゆえに予測しがたいこの若者
ヴィトゲンシュタインの少年が可愛い

宇宙から見た個人には過去・未來もない
あるのは実存のみ

知性と信念の問題に踏み込んだ
地上に散らばった言葉
その限界を感じ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.5

ゴダール監督は詩が魔力

生まれつき足のない伝説の鳥は
飛び続けるしかなく
その姿は見えない
死ぬときに
鷲より大きなその翼は閉じると
なぜか人の手に収まる


2人の男と1人の女
冬のパリ
親友同
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モールス(2010年製作の映画)

3.3

ニューメキシコ州ロスアラモス

アビーとオーウェンは同じ年ぐらいで
キュービックに夢中になってる
降り積もった雪に素足
クロエ・グレース・モレッツが
雪の中で不思議な光を放ってる

オーウェンの頬にで
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アルファベット(1968年製作の映画)

4.5

アルファベットはPt.2も好き
才能ある人は
ショートフィルムもカッコ良いですね
アングラで良作品で溢れてます

youtubeに上がってる
☆David Lynch「I know」
https://
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スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

4.0

ガラスが割れて汚れてる
ディストピアの中に
砂と鉄といったディテールが
宇宙的なリズムを介在してくる

ある引力に集められ移動する砂の流れ
目に見えていない粒子の流れを
現実と非なるものとの空間の表現
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スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

3.4

デーモンが一つ一つ
覗き穴の向こうを覗く

踵の上げ下げこちらでも
なんか可愛いな

このシリーズは曲が好きです

短編集Ⅱ

スティル・ナハト3 ウィーンの森の物語(1992年製作の映画)

3.3

森の描写は静かに
その間を縫うようにラジオの声
遠い記憶

静かさを貫く銃声

短編集Ⅱ

連作「スティル・ナハト」の3作目

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