RIOさんの映画レビュー・感想・評価

RIO

RIO

ある朝スウプは(2003年製作の映画)

3.8

突然 ある日を境に
今までの北川君ではなくなった

明らかに心の底からお互い大切に想っているのは分かる それでも生きていくのに信じるものがずれていくのを感じてしまう2人

志津の友達が家へ遊びに来た時
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.8

1988年に行われた初のマルジェラのショー
モデルの顔を布で覆い隠して洋服にインパクトを残す

マルタン・マルジェラが楽しんでデザインしているのが印象に残った
バービー人形に手作りのイヴ・サンローラン
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

優れた人はたった一言で分かってしまうんだな
葉巻に火がつくまでの永遠にも感じられる時間
台風襲来のような大迫力での登場デヴィッド・リンチ良かったです

それにランニング + パンツスタイルで芸術はお前
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.0

愛は忍耐強い

ジュリエット・ビノシュがあらゆるものに怯えていて気の毒であった

大切にしていたものが目の前から失くなる
鏡に映る朧気な顔
全てにおいて苦しみでしかない
それなのに愛がなければそれすら
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.7

アユンのような女には好かれたくないしジャンみたいな男に惚れたら身の破滅
出てくる女性が珍しく誰も美しくないのと絶好調に泥沼化する悪夢を見せられた

事件を捜査し始めてからというものヤン刑事は蟻地獄に嵌
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ワーテルロー(1969年製作の映画)

4.0

ナポレオンの狂気ならこの人ロッド・スタイガー 「質屋」シドニー・ルメット監督でも凄い演技だった
ホアキン・フェニックスよりぽっちゃり
汗をずっとかいているでも品格があります

余はフランスであり
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白い恋人たち/グルノーブルの13日(1968年製作の映画)

4.0

10月に来日したクロード・ルルーシュ監督が自主的に撮影した1968年に開催された第10回冬季グルノーブル
競技場に訪れる人々の楽しそうな姿や大会を心待にしているのが見えてくる

選手の後を必死に爆走し
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

ホアキン・フェニックスの放つ陰鬱さがナポレオンに見えるような瞬間が何度もあった 特にワーテルロー

ひとり涙を流したり誰にも腹心の人物がいない
その背景があったことで1人の人間の熱情という疾走感が現れ
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サンタが街にやってくる(1970年製作の映画)

3.9

お爺ちゃん妖精たちに可愛いがられながら成長していくクリスは雪の上に積み上げられたおもちゃを遠い街に住む子供たちに届けに旅に出る

動きがチコ系です充分見応えありました車とか手紙が凄く可愛い 北欧風な人
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クロック(2023年製作の映画)

3.3

40歳前の山が迫ってきて焦るエラ
私は仕事柄38歳37歳の女性と話す機会が多いので彼女の境遇も心境もリアルだった
その原因は周りと比較して作り出すタイムリミット

エラは周りの声に振り回され妊娠するに
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マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

3.8

都市開発に取り残された43番街のガス灯
50年代 N.Y マンハッタンが渋い
演出がやり過ぎた感もあってそれが何かカッコ良かった

国連の総会に首席代表が欠席していることの不可解さ 新聞記者のモローと
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ふたり(1991年製作の映画)

4.0

夢の中ならなんでも思いのまま

石田ひかりのふわふわと囁くような声が心地いい 透き通っていました

探し物を見つけようとするとその物はいつでも影を潜めてしまう
頭には浮かぶけど形にならない言葉

ミカ
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イーダ(2013年製作の映画)

4.3

礼拝堂の椅子に座るイーダ
螺旋階段の下から聞こえてくる音楽
空間に広がる音を映像に移し出している

1本の道を1台の車が走り去るスタンダードサイズの構図
陰影のバランスが印象的です 全ての建物や柱や格
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アラジン(1992年製作の映画)

3.8

ダイヤモンドの原石
貧しくとも清く純粋な心

夢を叶えたいと思う願いが人生を変える

アラジンと魔法のランプは魅惑的な世界観
それを最高に楽しませてくれる音楽も好き
ジャスミンも素敵💜夜の空を絨毯で
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子どもの夢(1938年製作の映画)

3.9

靴の舟に乗って空を飛ぶっ

赤ちゃん3人ムチムチぷり
色んな動きが柔らかい
これはディズニー映画の持ってる最も豊かな体感です🧚‍♂️
肉体が個体がそのものではない感覚

赤ちゃんたちは雲に不時着してか
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.0

そういうシュシュッなんだ
まさかとは思ったけど
あまりのひねりの無さが酷い

何とかおじいさんの言葉のチョイスは面白かったです
残り1/3でやっとスパークした
もっと早い段階が良かったな

もしかした
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ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森(1973年製作の映画)

3.8

「Seven Deaths in the Cat's Eye」
キャッツアイの7つの死

1890年代のお城に纏わる血生臭い連鎖
一族は吸血鬼だという言い伝え
棺に猫が飛び乗ったり無理に
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.6

妄想が現実と乖離する

モードは自分を黄金の翼を持った神の使いと仕上げてました
求めてないのに強要で相手を迷える子羊とするウルトラスピ系

全く人の心に響くものを体現出来ないモード
ヘレン・ケラーの
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.8

初っぱなから超暑苦しい
超巨漢の医者が扇風機に当たって猿が肩に乗っている 🐒に罪はないけど ベタベタしてる

この世は縮図で現せるといった表現力
現在と過去が重なる

犯人ハリー・グレイの影を追うフィ
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三悪人(1926年製作の映画)

4.0

ジョージ・オブライエンが相当にカッコ良かった
そして土地争奪の戦闘シーン
荒野で最期を迎える三悪人がキテる

お尋ね者マイクといかさま師スペイドがなんとも良い表情でムードを作っていて3人の絆がいい
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.8

ニコラス・ケイジが軽薄で調子良いのはどうも違う
不合理を食らって打開する姿が似合う

娘にとってはキャス*マスク*J・トラボルタは良いこともあった
ショーン*マスク*N・ケイジは泣いてばかりいます 書
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016年製作の映画)

3.9

目に見えないものを描き出す
左端に玉座の上に座り地球を見守る神様の扉を開く

デカルト以前の絵画には生命は自然から生まれてきたと考えられていた

オランダの画家ヒエロニムス・ボスの描いた「快楽の園」は
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マジック・ランタン・サイクル(1980年製作の映画)

3.9

アクメッドの冒険を観た後に無性にファンタジーを観たくなった

色彩に於いてはケネス・アンガーは最強クラスでそれに加えて触感が強めなのが癖になる 剃刀の刃ギリギリの境界線

放射線状に交差する水の流れ
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アクメッド王子の冒険(1927年製作の映画)

3.8

カリフの娘ディナルザテー王女を救おうとしたアクメッド王子は空飛ぶ馬に乗せられて遠い異国へと来てしまった

たどり着いた島の湖で水浴するパリバヌー姫の美しい影
侍女たちと孔雀に乗って舞い降り音楽も美しく
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

3.9

フランケンシュタインの雰囲気
そこにスパーキーの雰囲気が掻き回す

悲しみを湛えてるスパーキーが可愛いな
尻尾を降ると外れて飛んでったり耳が落ちたりする

命の健気さがスパーキーから伝わってきて愛情に
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キャプテン・スパーキー対 空飛ぶ円盤(2013年製作の映画)

3.6

このワンちゃんは何回でも生まれ変わって欲しい

フランケンウィニーのオープニングもそうだったけどヴィクターの自主制作の短編映画は毎回センスがとても好き

憂国(1966年製作の映画)

4.0


降りしきる雪の中 武山中尉が家に戻る

絶望だけが降る夜
死を前にして深まる静寂

三島由紀夫が書いた至誠の文字
波打つ砂紋に横たわる2人の重なり
—— 復活

どれだけの境地に行かれてるかは想像
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デイ&ナイト / Day & Night(2010年製作の映画)

3.7

自分が沈めば上がってて
自分の番になると相手はいない

警戒心を取払い好奇心で
腹の中を見せ合えば
全く知ることの無かった世界が見える

朝と夜の景色のシークエンス
それは想像を超えた素晴らしい世界
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.0

どんなに頑張っても「エクスピアリドーシャス」しか言えない屈辱感

鞄の中から色々出すのは頭で創造するイマジネーションを刺激してきて胸もときめきます メリーポピンズの超越している包容力がとても好きだし
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

3.8

20年前の世界はこんなですか
と感じてしまう程 古さを醸し出してるなんて余裕で観てたらとんでもなかった

ロシアからの核兵器攻撃にイギリスの上空にキノコ雲が 宇宙船SFより核問題です

米国NATO
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

突然の絶交に驚いてショックを受けてるパードリックだけどきっと前からシグナルは出てたでしょう 周りが退くぐらい分らず屋

マリア様が手を合わせ見守る小さな海岸

パードリックとコルムのような同じ人間が戦
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

3.5

カトリック学院で生活を送る子供たちの服の白い布 + ビーズ + レースが可愛い🤍

その無垢な心で祈りを捧げて欲しいもの達がいる 聖母マリアの傍でなら力も強い筈だから

赤いゼリーに見えたクリスマスケ
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小さな時計(2010年製作の映画)

3.5

ロンドンの夜の時計店
騒いでいた時計たちが泥棒の侵入にカチカチ

ささやかなメッセージを残してくれた
ハートのパンツをちょいちょい見せる目覚まし時計センスが光ってる
アニメーションのクオリティが高い
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.3

獅子頭に付けられた飾り紐やドレープの動きが繊細しなやかでアニメーションであることを疑うぐらい
広州に住む両親が帰って来たチュンの喜びの表現が美しい

何回も出てくるウォン・フェイフォンの名前 李白の言
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小公女(2017年製作の映画)

3.7

他人には何一つ伝えられないんだと痛感した
生きているそのままの姿しかないような
背中を見て感じ取ったことが他人も自分にも同じように心に残る

ミソの彼氏がもう少しだけ大人っぽかったら良いのにとやや役不
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紙の月(2014年製作の映画)

3.8

愛されることで生まれてくる欲望
自分の考えて出来ることで役に立てること
私にしか出来ないこと

葉から木洩れる陽の形が季節によって変化するみたいに物の見え方 幸せの形も変転していく

そんな儚いことに
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