RIOさんの映画レビュー・感想・評価

RIO

RIO

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

ショートケーキっ🍰

坂本龍馬と聞くと役柄とは言え
力が入ってしまうとこに涙を感じた
会津藩士と聞くだけで胸が痛い

不運に見舞われて 会津のために何もできなかった挫折から剣によって身を立てようとする
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クロース(2019年製作の映画)

3.9

風が知らせるコトバを聞く

始めは自分の都合 勝手な欲からでも
肝腎な時に大切な事に気づいて その心に従う

無謀で絶望的な世界で 見えない光のような何かに乗っていく
かっこ良い伝説はボロボロになりな
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

3.8

千葉真一と松方弘樹と丹波哲郎 原田芳雄みたいなかなり濃い俳優が出てきた
何でも 萬屋錦之介の凄みがグイグイなので他の人の声が聞こえない
そして成田三樹夫の創造性が光ってる☆あんな宇宙人みたいな人見たこ
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.7

🐝🐝優しさと残虐の共存

蜂を大切にしながら黄色いお花畑に1人座っているジェイソン・ステイサムは極秘が似合う

気づいたら隣にいたっ 恐っ
関係性がない人まで爆破されてないか気になる
ステイサムに巻き
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Into a Landscape(2024年製作の映画)

3.5

想像力が創造する
散らばっていく色彩は何も考えなくて良いようで そうでもない

ハロー!ブランニューワールド(2020年製作の映画)

3.6


何もしなかったら
今日も同じ1日

分かってるはずだけど
今日もあまり変えられなかった
明日はもっとできることがあるはず

キャラの好きかどうかは別として
とても良かった


🐰 https://y
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.9

気楽にしてては才能は出せない
全く違う世界に馴染めないアントワーヌ

守るものがあるのは良い
全てを上手く行うって難しい
アントワーヌの人柄がいい
お兄ちゃんもいちいち可笑しい

激しい殴り合いにオペ
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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

どすこいシミーの鋭い着眼点 的確な行動力あり

この事件を解決する刑事は大変そうだな

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

フィルは父性から始まっていたのか
自分の奥底の価値観を分かち合えたからなのか
若さと感性に確かに憧れの想いを持っていた

ピーターはヴァンパイアみたいに超能力でフィルを魅了して吸い尽くした

やっぱり
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(2023年製作の映画)

3.8

嘘が嫌いと言った形の
善意の形の悪意

本当の姿を知りたい人はそんなには多くない
自分もそうだけど 向き合うにはどうしても時間がかかってしまう
そういうモタついた
一生ダメだという絶望
ということを
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白夜 4K レストア版(1971年製作の映画)

4.0

オープニングからしてとてもロマンティックで幻想的
マルトの家のインテリアが無機質でステンレスが異様にクリアなのも気になる✨けれど全編がかなりの美的緊張感が走ってました

ドストエフスキーの「白夜」では
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ニッケル・ボーイズ(2024年製作の映画)

3.8

エルとターナーの目線をクローズアップさせた特殊な撮影の仕方でとても映像がスタイリッシュに感じるシーンが多々あった

主観的な撮影が観ている側と主人公が同一しているかのようで何を見ているのか誰が見ている
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.9

月の満ち欠け早見表のようなオデコアートのレア・セドゥ

欲しい内臓を将来は選ぶんだろうか
プラスチックを食べる人種
トルナトーレの「みんな元気」でおじいちゃんと孫がハンバーガーを食べながらプラスチック
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創造物(1966年製作の映画)

3.8

このジャケットカラーの選択は映画の意図に合ってないっっ 赤じゃない🍒と思う

喜劇的な感覚のなかに
何処までも想像力の世界
諸悪の根元がそんな物が原因なのか
と落胆する間もなく 予測不能な方向に流れて
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.7

夢で会いましょう

途中で覚めちゃってまた戻りたくて必死に戻ろうとしたことあります

見たい夢だけ見ていることはできない
また逆に見て欲しい夢だけ見てくれるとは限らない
束の間の夢 儚い夢

勝手に夢
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草の葉(2018年製作の映画)

-

ヒステリックな気性が合わない
分かりやすいのか そうでないのか
分からなかったです

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

-

世の中にどんなに美しい場所があろうとも高貴な芸術が生まれたとしても
何処にも自分たちには居る場所がない

何もせず 何も生まれない
白い壁の上に広がる黒い空
恐ろしく重いシークエンス

作品内の位相空
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ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

3.8

憂鬱な朝を優しい雨が知らせる

エピゴーネンらの
魂に切っ先を突きつける

不幸な青春
ただ時間が流れゆく
支えになるものは悲しい沈黙
目には見えない

悲しい不幸がこの世に実在していた
という大きな
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

どうにもならない距離を上手に描いてる

どうにかならないかという
気持ちが残る

アザー・ワン:ボブ・ウェアの数奇な物語(2015年製作の映画)

3.9

ずっと見てるとホドロフスキーに見えてくる
保育園で目の前の子の頭にハンマーを落とすという凄ワザ 確かリアムも同じことしてた

全く勉強ができないと皆が言ったけど 恐ろしいほどの記憶力

楽しそうだった
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.7

ローレン・バコールは低くハスキーな声

本名はベティ・ジョーン・パースキー*Betty Joan Perskeでそのままでも良いくらい もともとモデルでハワード・ホークス監督に見出された

ローレン・
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.8

低く暗い響きが通奏低音で繋がる

誰かと生きる 自由に生きる
それには何か大きな犠牲がついてまわる

本能に忠実なトリスタンの生き方に似ている人
そんな人を待つことはとても辛い
トリスタンに惹かれるの
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セブン 4K版(1995年製作の映画)

3.8

神経に纏わりつくような降り続ける雨
モーガン・フリーマンがナイフでダーツを打つのが心臓に悪い
ブラピの懐中電灯がカチャカチャして また不穏な気持ちになってくる

視覚的五感に訴えて そして凄く日常化し
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.6

冷戦時代の鉄のカーテン Iron Curtain
西側諸国と東側を分断する比喩的な表現

東西冷戦下の東ドイツに亡命するふりをして実は機密情報を盗むポール・ニューマン
東ドイツの厳しい監視が凄い
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.7

何でも出来るグリーンランドの人達と比べればやや柔いデンマーク人のアンダース でもいつも半袖っ

グリーンランドのシンプルさと比べれば都会のアンダースの思考は複雑

自分のことは自分で出来る
これが本来
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クォ・ヴァディス(1951年製作の映画)

3.9

皇帝にはとうてい向いてないネロ

信仰によって人は強くなれる

「Quo vadis, Domine」
「主よ どこへ行かれるのですか」
ローマを去ろうとした使徒ペテロが復活したイエス・キリストと道の
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.6

魔法というかパラレルワールドみたいだった
大人になったジェナが自分の部屋にある服をエレベーターで一緒になった女子にたくさんあるからお出でよと言ってた 自分の物だけど ある意味他人の物だから面白かった
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RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン(2023年製作の映画)

4.8

Man Rayの作品のアンソロジー
「Étoile de mer」1928
「Emak bakia」1926
「Le Retour á la Raison」1923
「Les Mysteres du
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モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

3.8

フルトン博士が登場するタイミングの早すぎるやり直しがホントにお洒落

若返りの薬で気の大きくなったケイリー・グラントが高倉健みたいな髪型になったのは笑う
秘薬を飲んで気分が高揚して若返りのせいか変人に
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

真夜中に1人じゃない気がした
出逢いがとても素敵だ

相手がどんなに我が儘だろうが
その相手もとても荒々しくたって
傍に居てくれないと寂しくなってしまう2人の感じが好き

エリーが次に何を言うか分かっ
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.7

グレイシーがあってのジョーなように思えた 逆も然り
世間とは明らかに違う自分の人生に対して若さからくる発作のようなものが少しの変化でバランスを崩してその度に形が歪んでおかしくなるけど キワキワの際で持
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関心領域(2023年製作の映画)

3.7

映像美がストイックなほど凝っています

集団自閉症みたいだな
と思った
まさに見えてないとはこの事
気づくことの出来ない心理的環境 彼らにとっては当たり前の生活をしている筈だから
生まれたまま 見たま
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.8

動揺したとしても何も感じないより感じたほうがよい
惨い経験をした過去の近親者を思い今の自分のぬくぬく人生 そんなギャップに耐えられない

デヴィッドは辛うじて現実的に対応出来てるようだけどベンジーとそ
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イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

5.0

出だしから泣けてきますルイス・バカロフ* il postino* 波音が交互に聴こえる
ANTONIO SCALVIがアコーディオン奏者らしいですあらゆる感情を包んでゆくような優しい音楽が涙出てくる
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モンスーリ公園(2024年製作の映画)

3.7

ドラマが起こるのを求めてる

ちゃっかりしてる
伸び伸びしてて
ヒドいことも笑って観れた

幸せなモンスーリ公園

Alma(原題)(2009年製作の映画)

3.7

深々と静かに雪が舞い降りる
街の人形店のショーウィンドウに自分と同じ姿の人形がこっちを向いて立っている

扉を開けるのは自由だけど
開けたままの扉が後ろで勝手に閉まる
無言でガタつく人形が怖いっ
自分
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