<人間ドラマとエンタメのバランスが絶妙>
映画を能動的に観るようになってからは、はじめてくらいのスティーブンスピルバーグ監督作。
ルパン三世のような天才詐欺師と彼を執拗に追うCIA捜査官の軽妙な追いかけっこ劇と思ってたから、意外にも同監督に共通するといわれる「テーマ」とドラマがしっかり描かれていてびっくり。その上、トップ監督作だけあって70年代当時のアメリカの風景・美術の再現度は素晴らしく、観ていて全く飽きなかった。人間ドラマとエンタメのバランスが絶妙で面白かった。
レオナルドディカプリオ演じる伝説の天才詐欺師の、どんな状況でも諦めず新たな詐欺を考えつき、高いコミュニケーション能力で必ず女を口説き落とす姿には、倫理的にどうかというのを超えて感服、感服。彼の姿に影響を受けて、次の日から自分も現実世界でポジティブで社交的になってしまったくらい(笑)
予備知識なく観たのでラストにはびっくり。