天才詐欺師による、ウソの様なホントの話。
オープニングのアニメーションからワクワクさせる。
小切手の偽造テクニックも面白いが、誰もが羨む花形職業への“転身術”も見事。
ステータスな人々がチヤホヤされる、皮肉な現実。
二十歳にも満たない若者が、いとも簡単に(気持ちいいほど!?)人をたらし込む。
アノ天下のFBIをも煙に巻いてしまうのが痛快。
“鬼ごっこ”を繰り広げる主人公・フランクと、お堅い捜査官カールの奇妙な友情。
しかし、フランクが敬愛する父親との親子の絆に、一番グッとくる。
サスペンスコメディだけど、根底に流れるのは“家族愛”のドラマなのかもしれない。