天才詐欺師の少年と、それを追う刑事の話。
の裏の、人を愛する事についての心の話でもあります。
これがほぼ実話だからすごい。
そして、テンポがいいので飽きずにみれます!
最初に実話ですと告知されてるからか、10代の少年がパイロット→医者→弁護士になりすまし、鮮やかにそれっぽい嘘を堂々と重ね、大人の世界(それも超専門分野の)で立ち振舞うから余計驚きます。
(弁護士資格は本物ですけど!)
ばりばり悪いことをいているけども、愛のある家庭で育ったから、心の根っこはまともで一人でいることの寂しさも表していて、全然憎めません。
自分を追いかけてくれるカール刑事にちょっと甘え、抜けてるんだけど同じく愛ある家庭で育った真っ直ぐなブレンダに惹かれるところはよかった。
もう一回言うんですけど、当時で9億ちょろまかしてる悪い奴なのに、やっぱり憎めません笑
主人公が戻りたかった家族3人は叶えられなかったけど、ラストは爽快。
こんなに後味のよい映画も、なかなかないです。
男前ディカプリオもさることながら、60年代アメリカンも視覚的に素敵です。