レオ様演じる若き詐欺師フランクと、トムハンクス演じるFBIのカール。この2人の世界を股にかけた追いかけっこを、その中で芽生えた人間ドラマとともに描いていてとても良かった。
フランクは「詐欺師」でありながら、ただの若い青年という一面ももちろんあり、スマートに変装し騙していきながらも、その嘘に塗れた生活に苦悩する様が悲しかった。
観始めは見事に周りを騙していくフランクと、やられっぱなしのカールという2人のいわばコメディ映画だと思ったが、映画が進行していく中でフランクの子供らしい一面とカールの魅力にどんどん気づいていき、とても心温まるお話に完結した。
自己中心的な両親がひどい…フランクの天才っぷりをもっと活かしてやる道もあっただろうに、その才能を見出したのは赤の他人である刑事だったとは皮肉な話だ。
そしてレオ様がめちゃくちゃかっこいい…タイタニックでレオ様の美しさにハマった人は是非ともこの映画を観て欲しい。色んなレオ様が観られます。