きりん

ファンタジアのきりんのレビュー・感想・評価

ファンタジア(1940年製作の映画)
3.6
魔法使いの弟子に扮したミッキーが大活躍する映画かと思ってたら全然違ってた🤣活躍はするんだけどそういうことじゃなかった笑笑

1930年代にドナルドの人気に押されがちだったミッキーを短編から新しい長編へと発展させた本作。
クラシックの名曲とアニメの融合。セリフは無し。音楽は名指揮者レオポルド・ストコフスキーがタクトを振り🪄フィラデルフィア管弦楽団が演奏を行う🎶


オーケストラの一団と指揮者が冒頭登場しこれから何が起こるのかわくわくさせられる✨

そしてナレーターを務めるディームズ・テイラーが各名曲を紹介する。

セットリストは以下の通り
「トッカータとフーガ ニ短調」
「組曲 くるみ割り人形」
「魔法使いの弟子」
「春の祭典」
「交響曲 第6番 田園」
「時の踊り」
最後は 「禿山の一夜」と 「アヴェ・マリア」の二部構成

また音楽には3種類あるとも。
・物語のある音楽
・特定の物語はないが一連の情景を感じさせる音楽
・音楽のためだけに存在する音楽

芸術家の想像力を介した音楽の姿は音楽の専門家による解釈ではないものの鮮やかな色彩と美しい表現方法は素晴らしかった✨音楽から映像を創作していくイマジネーションは天才的。
「シリー・シンフォニー・シリーズ」と同じ手法とも言える。


映画を観てるというよりはコンサート会場にいるかのような感覚でアニメーションがそれを補填しより想像力を膨らませてくれる🌈

動植物が踊り神々は天候を操り、天使はいたずらをする。また宇宙や地球、人類の誕生までをも豊かに魅せてくれる✨

もちろんミッキーが扮する魔法使いの弟子の姿も可愛い💕けどやっぱりズルしちゃうと大変な目に合うよね笑笑

実写とミッキーの融合も影を魅せることでオサレに素敵に演出されていてセンスの良さがうかがえる。
音楽という目には見えないものをここまで視覚的に表現したアニメーターに拍手を送りたい👏🏻


Disney長編アニメ #3
きりん

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