るるき

パーフェクトブルーのるるきのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスと、アイデンティティに苦しむ人の狂気が入り混じった怪作。
ただ序盤も序盤で犯人が分かってしまったのはまじで本当に本当に辛かったけど(予告動画のコメ欄に狂人は目がはなれてるって書かれてあるのを見てしまったので)ある意味堪能できたのではと信じる
アイドルという実在しない概念に時として苦しめられるのはオタクだけでなく本人もで、人間を商業利用し消費していく社会システムに改めてドン引きした

ミマが幻想で見てたもう1人のミマが全部マネージャーだった訳ではないはずで、じゃあどこからがミマの幻想でどこからがマネージャーで、カメラマンを殺して洋服をタンスにしまったのはミマではなくマネージャーなのか?それともストーカーなのか?考える余地を与えてくれる虚構と現実の溶解の描き方がクセになる感じだこれ
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