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パーフェクトブルーのmfのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アイドルグループを卒業し、女優の道を歩み出す主人公ミマ。しかしレイプシーンや裸体撮影などの女優の仕事を潜在的に否定する気持ちとアイドルに戻りたい潜在意識から、アイドルのミマの幻影を見るようになる。殺人事件やアイドル時代のストーカーによるストレスから幻影が悪化し、ミマは夢と現実がわからなくなっていく。
アイドル時代のストーカーは女優のミマの周囲の人間を殺害する。またドラマの台本のようにミマを強姦するように迫る。ミマはストーカーに抵抗し倒すが、倒れたはずのストーカーの姿は跡形も無くなっている。
アイドル時代からのミマの事務所のマネージャー、ルミ。いつもミマの心の支えとなってきたが、物語の最後、ミマの幻影を実体化させたかのようにアイドル時代のミマの格好をして、ミマを殺害しようとする。ミマと一緒にトラックに跳ねられ病院に運ばれるが、実はルミは精神乖離を起こしていた。ルミも、重度のアイドル時代のミマのファンであった。

個人的にはあまり気持ち良く観れる作品ではなかったけど、さすが今敏!といったような作品。日本は偉大な人を亡くした。
何よりこれが1997年の作品というところが凄すぎる。インターネットの普及、アイドルブームの再燃とか諸々の観点からも15年以上経った今、当時よりもリアルに感じると思う。また観たい。
mf

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