Periko

パーフェクトブルーのPerikoのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

2023/9/15
公開初日だったので見てきた。

何度も見れる気がする。
1998年の映画ながら現代と通じる課題感がある。
表舞台に立つもの悩みと葛藤、嫌がらせ。どこにでもある視線。
ただ1人の女の子にとっては、精神的にくる仕事。

アイドルのままでいたかった自分と女優を選んだ自分。葛藤の末、アイドルの自分が幻影化。
気の許せるマネージャーだと思ってたルミさんが、実はファンサイト?も運営していた。でないとあそこまでの情報は把握できない。
終盤、アイドルみまの格好をしたルミさんが襲いかかってきてて衝撃。どこからが現実で幻想なのかがわからない。ただ、ルミさんが殺すときは両目を潰すから、ストーカーだけはミマ本人がやったのかも。最後の「私が本物だよ」は深すぎる。

推しの子は令和版パーフェクトブルーのような作品とも言えなくないなと思った。

なおさら、今監督の本作品の解像度の高さや、本質を伝える力はえげつないと思う。

見終わった後、ポスターが全く違く見える。
Periko

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