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パーフェクトブルーのaoiのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.5
今敏作品、初鑑賞!
間のとり方というか、音の意味みたいなものに鋭敏で、動きのシンクロが自然で、彼の世界にすごい力で惹き込まれた。

スーパーの店内音楽って、意外と映像作品の中では使われてないんだな〜、新鮮だーと思いつつ、
この作品においては、リアルと結び付けられる生活という間延びしたものの中に強制的に引き戻される感じがして、気が抜けるとともに空っぽな感じがして怖かった。
私が本物よ…ってやりたい!!!痺れた!!

現実と思っているものと、自己の中で強烈に繰り返されるイメージの中で、物理的な現実が何かわからなくなる感じ、
そんな話をしているこの場も現実かどうかはわからない。押井守が入ってるS.A.C.二期の第一話とか水槽の中の脳が思い浮かんだ。
認知的な、現実の不確実さって、アニメーションと最高に相性良いよね大好き。
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