かねこ

パーフェクトブルーのかねこのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.5
本当にすごかった。
現実と虚構が入り乱れて、どっちがどっちなのかわからなくなる。

単なる気持ち悪いストーカーの話であればここまでにはなってなくて、色々な不安になる要素が入っているからこそのリアリティー。

これを見て思い出したのは、園子温の映画に出演した俳優の、家に帰ってきたら玄関で倒れて寝て、二時間睡眠でまた現場に戻るという毎日だったというエピソード。

キャラクターデザインも独特の気持ち悪さで、人間の汚い部分みたいなのが出てる。これをみてから電車のなかで見る人が、この映画のキャラクターにデフォルメされて見えるほど。
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