動作、視線、眼差しが全てを物語っている一人の子のお話。
音楽や無駄なセリフはあまりない。ただあの頃の小さい頃の断片的な思い出の一部を見ているかのようで懐かしい気持ちになりながら、あの時の無邪気さと幼さ故に傷ついた事や生まれた衝突を思い出した。
子ども達の遊ぶシーンや会話のシーンひとつひとつが丁寧に描かれているからこそ両親とのシーンと対比になっており、見ていて辛かった...。
どこまでもロール視線で物語は進んでいる。ラストシーンの先に経験すること、感じること、全てが少しでも優しく認めてくれたり一緒に考えてくれる人が増えたらいいねと願ってしまった