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トムボーイのーのレビュー・感想・評価

トムボーイ(2011年製作の映画)
3.9
「トランスジェンダー」という言葉もきっと知らない主人公と周りの子どもたち。知らないからこそ生まれる柔軟な世界、知らないからこそのストレートな拒絶。

多分幼い当事者の子たちは「トランスジェンダーの苦悩」って枠組みで括れないような現実に直面してて、それを本当に上手に描いてる。
(もちろん、トランスジェンダーと自認している人たちの困難も、なにか枠で括れるようなものではないけど)

ヒリヒリする映画だった。どうすればミカエルは心地よく生きていけるだろう、妹ちゃんが癒しだった。
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