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セブン・イヤーズ・イン・チベットのnicoのレビュー・感想・評価

4.5
当時なぜか小さい妹を連れて
マイカル本牧まで電車とバスを乗り継いで観に行った。
圧巻の映像美。
冒頭、幼子がわけもわからないままダライラマとして見い出され、親元から離され僧達に額づかれ、玉座で謁見しているシーン。
献上品のオルゴールがひらかれ、
ドビュッシーの月の光が流れると、ダライ・ラマのそれまで不安そうに強張っていた小さな頬が緩み目が輝く。
ここで泣いた。そこからの物語は10代当時の青い世界観にそこそこ影響した気もするけど、そのシーンが特に印象的で今でも目の裏に焼きついている(気がする、ケド記憶と違ってたりして。)

ここからはメモ。
後々チュニジアのオアシスの食堂で涼んでたら、偶然、映画クルーに囲まれたジャン・ジャック・アノーが入ってきた。その時もなぜか私は妹と二人旅で、「『ラ・マン』も『セブン・イヤーズ・イン・チベット』も観たし、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』は二人で映画館で観たよ、オルゴールのシーンが特にすきだよ」と伝えることができたんでした。
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