Iha

セブン・イヤーズ・イン・チベットのIhaのレビュー・感想・評価

3.0
オーストリアの登山家、ハインリヒ・ハラーの自伝に基づく。
自伝ということもあり、オーストリア人でありながら
ナチの信奉者であったことは曖昧には描かれてはいるが
そこはその時代、今の時代から裁くことはできないだろう。
家族を捨てて自身の命を危険にさらす放浪者。
幼少期のダライラマと亡国のチベットでの交流。
閉鎖的であったことが虐殺と弾圧に利用されてしまった。
金と力に応じて領土が拡大していく自己中心的な中華思想。
民主主義による政策への抑制のきかない独裁主義。
ストーリーはないのだけれどダライ・ラマを失う世界が恐ろしい。
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