藤沢裕弥

セブン・イヤーズ・イン・チベットの藤沢裕弥のレビュー・感想・評価

3.9
ハインリヒは自分勝手な性格で妻や登山仲間から距離を置かれる。登頂することだけを目的としている。
ハインリヒは長い旅をすることになる。沢山の絶望をして、孤独感を味わうことになる。ハインリヒは逃げ続けた。収容所やガイドから逃げたのではない。自分から逃げていたのだ。
ダライ・ラマとの出会いで彼は成長していく。ダライ・ラマに知識を教えていくが、逆にハインリヒは教わっていたのかもしれない。
孤独や絶望は自分で乗り越えなければいけない。

結構ボリュームのあるストーリーだった。ハインリヒ宛に手紙が送られてくるけど、結構辛いよね。手紙によってハインリヒのストーリーが展開されていった。
藤沢裕弥

藤沢裕弥