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マルチュク青春通りのuのレビュー・感想・評価

マルチュク青春通り(2004年製作の映画)
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アマプラをだらっとスクロールしてピンと来てそのまま最後まで走った。

主人公は内気で恥ずかしがり屋で押しが弱い男(ただしイケメン)。僕が好きだったのは主人公が自身の気持ちを傘を隠喩にしてラジオに打ち明けるシーンで、それがめちゃ素直で上手だと思った。(コメント欄にネタバレ注意で置いときます)
(意識してなのか)当然の様に、無意識の様に繰り返される小さなドメスティック系暴力は観ていて痛い。誰さんだったかレビュー曰く原題は青春通りではなく残酷史らしい。「青い春」とか観たことないけどなんとなく韓国版それというイメージを勝手ながら抱いている。(ちらっと概要読んだら全然違そうでワラってる)、ウンジュが言いかけて言わなかった言葉は何やったんやろう。あのぎこちない”間”が苦くて旨い。

関係ないけど最近「ぼくらの」シリーズ見終えました。4ー6ヶ月かかった。ペターンとした表現の子供向けアニメを装ってはいるもののジメジメした主張のある内容で15人の子供を通して「大人って?」と怒りを込めて問いかけられているように感じた。このマルチュク通りも学生がどうだこうだという話だがそこに何かと絡んでくる大人の子供っぽい姿勢に「大人って?」って思わずにはいられない。大人が子供を叩いて曲げてそうやってこう息苦しいというか憂鬱な今が出来上がってしまったのだなという無責任な感想を抱いちまいました。

>>追記:コメント欄にラジオの投書アリ
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