油ベーコン

朝を呼ぶ口笛の油ベーコンのレビュー・感想・評価

朝を呼ぶ口笛(1959年製作の映画)
3.7
田村高広目当てで見ました。

今では王道とも言える貧乏家庭のけなげな勤労少年映画なのだけど、けっこうはらはらしてしまった。みんないい子&いい人!
主役の加藤少年はお母さん似の設定だな。はっきりしたかわいらしめの顔をしている。あんだけ走って息が切れないのは若いからだな〜。
この時代の貧乏描写は割と容赦ない。家族が明るくて仲が良いのはいいよね!子役がけなげでかわいい。

主人公の少年めっちゃ田中晋二くんぽい役だな〜なんで田中くんじゃないんだろ、と思ったら、同じ新聞配達のちょいお兄さん格でした。中学生やるには成長しすぎてしまったのね。
新聞配達員仲間がみんなリアルにふつうのあんちゃんぽいのがいい。高広だけ異様に可愛いぞ(ファンの欲目)。ただし当時30歳くらいなので、最初は就活生じゃなく、下宿しているサラリーマンだと思いました。
このころの高広は前髪のカットが変なんだよ。床屋変えたほうがいいぞ。

瞳麗子ちゃんは声がけたたましいので、どこでも楽しくやってくれそうでいいのではないか。

合唱しながら通り過ぎる小百合たち女学生を、少年が土手の下で悲しげにやり過ごすシーンがとてもいいぞ。

犬が可愛い。