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太平洋の翼のメッシのレビュー・感想・評価

太平洋の翼(1963年製作の映画)
3.8
人間魚雷回天と同じ松林監督で基本的には反戦映画だが、人間魚雷とはうってかわって戦争アクションの面白さを打ち出している。やはり円谷英二が特撮をしている事が効いているし、ダイナミックで映える。爆薬を使用した爆破シーンも実際バンバンやるし特撮も決してチープには見えなく迫力がある。映画の前半は、司令塔たる三船が佐藤充、加山雄三、夏木陽介が各々率いるチームを集結させるというミッションがメインで、この仲間集めが少年ジャンプ的で面白い!特に佐藤充チームは上下関係もなく、渥美清が加わっているので、戦争なのになんだか楽しげだ。後半は円谷英二プロデュースの戦争アクションで、戦況が悪くなって悲惨な最期が待っている。1人残された三船に監督のメッセージが込められていると感じた。
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