いじっめ子がいじめられっ子になりその罪に苛まれる話。
久しぶりに2回目の鑑賞。
一度目の高揚感と違い、ソファに身体が深く沈んでしまう重々しさが終始付き纏う。
明るくキレイで可愛らしい作画とは裏腹に苛めの構造を描き、生きることとは？ひいては人間関係とは？を突きつけてくる。
学生時代というわかりやすい構造で、大人達には無関係のように見えるがはたしてそうか？
我々が生きる会社という組織でそっくり、しかもえげつない構造はそこら辺に転がっている。立場の弱い従業員に、下請け会社に似たような事をしてないだろうか？
一応の決着はついたものの、深く傷つく作品なのできちんと観るには覚悟が必要。
だからこそ響く良作。
