社会に出て、人との繋がりのその優しさと歪さに触れた時こそ見直したくなる、名作も名作
吹き替え版もすごくいいんです
なんならこの映画はいつも吹き替えで観てる気がします
チープな詐欺師役のライアン・オニールと、生意気でしかめ面のテイタムのやり取りについつい顔が綻びます
テイタム、ガチ喫煙です笑
しかもめちゃくちゃいいタイミングで、めちゃくちゃ美味そうに吸うので、鑑賞しながらタバコが吸いたくなります
撮影もテイタムが車から落ちそうになったり、走ってる車に飛び乗ったり、児童虐待スレスレなんですよね
色々と大丈夫な時代だったんでしょう
メインの2人以外のどのキャラクターも個性的で、愛嬌があって、どこか憎めない人ばかり
やっと悪そうな奴らが出てきて命の危険がある場面でさえ「ヤキを入れる」という言い回しになんだかクスリとします
ヤキを入れられてもそんなにボコボコにされてない感じも時代性なんだか、メイク技術の問題なんだか
白黒なのに燦々と降り注ぐ太陽がキラキラしていて眩しい
大事にしまっておいては、ふとした時に開いてそっと抱きしめたくなる宝物のような、私にとってそんな映画です