このレビューはネタバレを含みます
トムハンクス主演の映画。
今時の言葉で言うとトランスジェンダーの主人公のお話。
中々デリケートな要素が主軸にきていますが、話は本当に良いですし共感できる要素もたくさんあると思います。
ざっくりとした内容はエイズに感染し、不当解雇されたゲイの弁護士が自分の尊厳のために戦うというもの。
この映画ではトムハンクス演じる弁護士のベケットとデンゼルワシントン演じるライバル弁護士のミラーが主軸になっています。
初めはお互いライバルということやトランスジェンダーに対する理解のなかったミラー。
ベケットという人間の弁護を受け持ち、彼を深く知ることでどんどんと考えが変わっていき、裁判での弁護にも熱が入ってくる展開はみていて熱いものがあります。
中盤の方でオペラを交えて繰り広げられる主人公と準主人のやりとりは美しいの一言。
映像的にも暗喩的にもすごく良くできた場面だと思います。
そして、ラストの場面。
主人公のお別れ会で流れるテーマソングのフィラデルフィアがとても良い曲なんですよね〜
この曲だけでも聴く価値があります。
泣けること間違いなし!