フィラデルフィアの作品情報・感想・評価・動画配信

「フィラデルフィア」に投稿された感想・評価

思いのほかとんでもないテーマの物語。

こういう作品があって今日のLGBTに繋がってる。

正しさを求める不完全さが人間だと思う。
不誠実な完全完璧を装う人間こそ、嫌いだ。
ROY

ROYの感想・評価

3.6
弁護士として事務所のエース級の活躍を見せている中、エイズであることが分かったが、事務所に内緒のままでいたある日、ミスをでっち上げられそれを理由に解雇。からは不当解雇だといい、彼らと戦うことを決める。
協力してくれる弁護士を探すも断りの連続。そんな中以前いっしょに仕事をした不法行為専門の弁護士に頼むもかれもNGだったが、エイズの彼が図書館での冷遇具合を目撃し、協力することに。
画して2人は不当解雇を理由に裁判を勝つことができるのか。
そしてこの映画ではエイズとゲイやレズもテーマの対象として挙げられている。
以前「パレードへようこそ」という作品で知ったが、エイズは同性愛者に多いと言う。それもありこの時期は同性愛者も嫌悪の対象だった。
そんな2面性をもった裁判。裁判シーンが割と多く、重厚な雰囲気は多め。そしてトム・ハンクスがこんなに痩けているのを初めて見たかも。
そして協力してくれる弁護士はデンゼル・ワシントン。
いろんな賞も受賞した作品なので、是非。
miyu

miyuの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

うわぁまた良い映画に出会ってしまった😭トム・ハンクス役作りすごすぎるしめちゃくちゃかっこいいんだけどナニコレ😭😭

デンゼル・ワシントンもいいキャラだなぁ…
何よりベケットの周りの人たちがみんな温かみあってすごくすごくよかった…。

難しい内容だなぁ…差別はだめだとわかっていても、当時なんかは「空気感染しないと言っても、もしかしたらもしかするかも…」と最初のミラーのように考えてしまうかもしれない…。セクシャリティの問題に対しても偏見のない社会にしていくためにはどうすれば良いのだろう…「オカマ」やらそういうワードを売りにしている人もいれば、そういうのでイメージがつくのが嫌な人だっているわけで…うーーーん色々考えると本当に難しい!!

あっという間に終わってしまったけど、すごくまとまってて作り方がうまいなぁ…流石。
染み付いた差別意識はそう簡単には変えられないんだな
自分がどちらの当事者でも無いからこんな事軽々しく言えるんだろうけど
いろいろと考えさせられる
Azmin

Azminの感想・評価

3.8
記録

トム・ハンクスの痩せ様がすごくて目を見張った。
恋人役のバンデラスも良かったなぁ。
今ではエイズやゲイをテーマにした話もそう珍しくはないけど、当時はかなりエネルギーがいったと思う。

このレビューはネタバレを含みます

HIV感染を宣告され法律事務所を解雇されたベケットが差別からくる不当な解雇だと立ち上がり弁護士のミラーとともに闘う話。
同性愛とエイズへの偏見と差別がテーマになっている話。今でも根強く残ってる問題だけど、この映画が公開された1993年なんてもっと酷かったんだろうな。当時としてはかなり攻めた映画だと思う。もちろん今観ても考えることは沢山ある。法廷もの映画だけど、衝撃の展開やどんでん返しや奇跡の逆転劇とかそういうのはなく淡々と進んでいく話にいつの間にか引き込まれる。同性愛やエイズに限らず自分に偏見は全くないかと問われると胸を張ってはいとは答えられないからなぁ…。オスカーを獲得したトムハンクスの演技も見どころ。後半はもう死相すら見えてくる。オペラのシーンは鬼気迫るものがあった。ミラー役のデンゼル・ワシントンもよかったな。凛とした姿勢がカッコいい。
主張と友愛の街、フィラデルフィア。
家族他、アンディの周囲の人々の包み込む愛が凄まじい。ほんとにそんなに皆が受け止められる?と捻くれてしまうほど。
オペラのシーンはミラーを口説いてたのかな?よくわからんでした。
あとさらりとドクターJが出てきて驚いた。銀幕上でも俳優に引けを取らないオーラ。かっこいい。
エイズ患者の迫害。同性愛者への畏怖と嫌悪。他人が生きる権利を奪わない。
いい話だし大切な事ではあるけれど、リアルな人間関係のなかでLGBTに向き合う機会が無いまま生きてきたので、実際に直面した時に自分がどんな行動を取ってしまうのか不安になる。
そんな自分には裁判の冒頭、デンゼルワシントンの陪審員への挨拶が突き刺さった。
「皆さんのなかには同性愛者を嫌っている人もいるでしょう。私も嫌いです。しかしその思いのまま行動する事を法律は認めていないのです。」
いつか心から倫理的な行動ができる、その日まで。
Keiseihhh

Keiseihhhの感想・評価

3.6
この映画、物凄く評価が難しいよね。エイズや同性愛を扱い、その偏見を取り除くために作られているだろうことは想像にかたくないけれど、同性愛者とかエイズを取り巻く環境を精緻に描けば描くほどやっぱり差別的になり、少しズレた描写をしてしまったらそれこそ大顰蹙を買う。当時にしてはチャレンジ精神に満ちていてある意味冒険した作品だが、今この映画そのまんま放映したら反発を恐らく買うだろう。トム・ハンクスが名演しているが、抜擢されたのも彼がアメリカの良心と言われているがためだろうし、弁護士役のデンゼル・ワシントンも知的でリベラルな男を演じ「なければ」ならないという十字架を背負っているようで若干気の毒にも思える。名優二人の夢の共演であるがマイノリティをややステレオタイプな形で扱っているだけに、ある一点においては不幸な作品。
【I AM...LOVE】

トム・ハンクスがオスカー主演男優賞を初めて受賞した作品。脇のデンゼル・ワシントンの名演技にも注目。

冒頭、オープニングクレジットと共に映されるフィラデルフィアの街とそこに住む人々。たった3分間でどのような街かを表し、今からこの舞台で巻き起こる裁判沙汰を刮目せよというメッセージにも思える。そこで流れるブルース・スプリングスティーンの楽曲、それからエンドロール間際に流れるニールヤングの「Philadelphia」にも繋がりが。

HIV感染を宣告され、法律事務所から解雇された弁護士のベケットをトム・ハンクスは演じた。不当な差別と戦うべく訴訟を決意し、彼にはデンゼル・ワシントン演じるミラー弁護士と共に戦う事となるのだが…。

裁判映画としては物足りない部分があるが、トム・ハンクスの演技には脱帽。彼の演技に関してとやかく言うつもりはないけれど、HIV患者の役柄を全うし、顔が痩けるまでの減量は素晴らしい。目が虚になるシーンなんていうのはプロの役者さんだと感心するばかりであった。

HIVに関しての知識がなく、偏見のあったミラー弁護士が、図書館でベケットに手を差し伸べるシーンには涙。(前半30分くらいだけど笑)

そういった人の優しさで溢れる作品であると共に、無知の怖さ、差別の愚かさを教えてくれる作品。
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