フィラデルフィアの作品情報・感想・評価

「フィラデルフィア」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

4.0
アメリカにおける差別問題はかなり複雑です。印象に残るのは、主人公の解雇の原因が、エイズではなくあくまで仕事能力にあると主張する経営者の狡猾さ。つまり差別が悪いことであることは承知しており、それが世間に露見することを恐れている。

差別問題についてのポリティカル・コレクトネスはすでにアメリカに浸透していて、「差別してなにが悪い」なんて言う人間は今どきどこにもいない。でも差別感情というものは人間の内面にあるものだから、巧妙で頭のいい人間であれば、差別事象を巧妙に覆い隠したり、別の問題にすり替えようとするのですね。

ここがポイントで、現代における差別との戦いとは、無知な者を相手にする戦いではなく、巧妙でずる賢い者を相手にする戦いになっているということなんだだと思います。

ふー、観ている人間に深く物事を考えさせるだけでも、映画は傑作の条件を備えています。

差別に敏感なはずの黒人弁護士(デンゼル・ワシントン)がトム・ハンクスに対して差別感情を抱いたこと、またそれに気づいたことによる悔恨の意識。その部分にもこの映画の「リアル」を感じます。

1点だけこの映画に物足りなさを感じるとしたら、法廷ドラマとしての意外性の乏しさ。意外な証言によって勝負が逆転するといったスリルがあればよかったんですけど。

キャストではトム・ハンクスの恋人が若き日のアントニオ・バンデラスというのがなんとも味わい深いw
死ぬまでに観たい映画1001本より

トムハンクスとデンゼルワシントン共演でこんな映画があったとは知らなかった。
すごく良い映画だった。

もちろんLGBTを描いた映画ではあるが、それだけではないと思う。
病気により、そして性癖が明かになり、人を愛することを真摯に考える。

トムハンクスの演技にはたまらずため息が出てしまう。
何故、あんな表情ができるのだろうか?

社会派な映画としては観やすいので、苦手な人にはオススメ。
LO

LOの感想・評価

3.5
エイズやLGBTが題材の裁判映画。

思うことがないので、コメントできん
観てなかった大作のひとつ。
なんて素晴らしい家族と陪審員!そしてミラー弁護士!
25年前の映画だけど、その頃といまでアメリカの偏見は変わったのだろうか。日本はどうだろうか。
自分もミラーと同じ。自分が男性と××するところを想像するとやはり…これは文明のせいだろうか、それとも生物の本能としてだろうか。
ちなみに同性愛者が罪、はキリスト教の教え。西洋文化が入ってくる明治以前の日本では男性同士の××はありだったらしい。
何書いてるかわからなくなったが、映画に戻って、トムハンクス素晴らしい!アリアのシーン、誰か解釈教えてください^^;
まみこ

まみこの感想・評価

3.5
当時大きく差別視されていた問題に対する法廷もの。昔があって今があることが感慨深い作品。知識と理解が必要だと感じさせられた

このレビューはネタバレを含みます

○デンゼル・ワシントンの「ゲイは嫌いだが、法は破るな」は今なら言えるか。今でこそLGBTも個人として尊重する時代になったが、嫌だと思ってもいけない行き過ぎた風潮から新鮮に感じた。

○観客も主演ふたり(どちらかと言うとデンゼル)の観点から一個人とどう向き合うか成長していけるような気がする。
とまこ

とまこの感想・評価

3.5
衰弱しきっていく様子がとてもリアルで、それだけでも見応えがあった。
satchan

satchanの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 こんな良い作品を見逃していたとは…友達に勧められていたのですが、今頃になって初めて見ました。トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが二人とも弁護士として出演しています。もう25年も前の作品なので、当然ながらみんな若かった。映像が劣化した感じ、ついこの間なのにすっかり古めかしい。『ダラス・バイヤーズ・クラブ』で見たAZTという治療薬もすでに出てきてました。テーマはエイズによる解雇とゲイ社会に向けられた偏見かな。フィラデルフィアへ行ったことがあるのですが、City Hallの景色が懐かしかったです。
 トム・ハンクスのパートナーに、アントニオ・バンデラスも出てました。トム・ハンクスが演じるベケット弁護士は、ゲイであることやエイズに感染していることを隠してきたために、法律事務所を解雇されてしまいます。トム・ハンクスが事務所相手に訴訟をおこし、その弁護をデンゼル・ワシントンが演じるミラー弁護士が引き受けます。映画が公開された1993年は、エイズという病気があるとわかって10年位の頃です。トム・ハンクスが元気な弁護士の姿から、病魔に襲われて衰弱していく様子、最後まで法廷で闘う様子、素晴らしい演技でした。この作品でもアカデミー主演男優賞受賞しています。弁護するデンゼル・ワシントンの戦術も巧みでした。法律事務所の弁護士や判事にエイズの問題だけではなく、ゲイの問題でもあると言って、心理作戦に持ち込み、人の心を揺さぶるところが良かったです。トム・ハンクスとの友情に満ち溢れた目配せも。法廷で闘う相手に、『ギルバート・グレイプ』『ブレイブ ワン』のメアリー・スティーンバージェンが。とっても嫌味ったらしい憎々しい女性役でした。聞いて欲しくないこと、人間として言うべきではないこと、そんなセリフの連続を発してきて、胸糞悪い。映画として面白みを増すための好敵手というべきか。
 この作品でホッとできたのは、ベケットの家族がゲイである息子アンディを認めていること。それから、アンディが弁護士の仕事で良いところを述べるのですが、「ごくたまに、正義が勝利する現場に立ち会えること」と言ったセリフが良かった。裏を返せば、ほとんどいつも、正義は勝利しないってことですね。
 ひょっとして実話かな?と思い調べました。酷似する話があって、遺族がこの作品の配給会社を告訴した事例があるとのことです。登場人物も舞台も違うようですが、エイズという病への認識も薄かった頃、ゲイを取り巻く環境も今ほど整っていなかった頃、この争いがあったとしたら、相当な試練だったことと思います。
masa

masaの感想・評価

4.0
トム・ハンクスが、とてつもなく若い!
((当たり前やけどwww))

この時代って、まだ同性愛者に対する認知や、AIDSの患者に触れると感染したり、空気感染するという誤認が目立っていたんだなぁ〜と改めて感じてしまった。

個人の偏見は自分も含めて、分かっていても、どうしても感じてしまうもの。

法廷内での台詞が印象的で…

法廷内では個性・性・宗教…などの偏見はなくし、一人の人間として見るべきなのに、まだこの場には、個人的主観で判断している人達ばかりだ…。

みたいな感じ…。

裁判長に問いただす、弁護人役のデンゼル・ワシントンはよかったなぁ〜。
ka28mar

ka28marの感想・評価

3.0
LGBT
同性愛と言っていた頃のもの。

時代(社会)背景と製作年。
いつ見るか。
何を見るか。

[R-D]
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