サクタロー

フィラデルフィアのサクタローのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
3.6
エイズに感染したことにより不当解雇された弁護士が裁判を起こすお話。

本作は事実をもとにしており、エイズが世に知れ渡りだした頃の未知の病気に対する世間の恐怖感や偏見、それに立ち向かうことの難しさがひしひしと伝わってきた。

途中トムハンクスがオペラを聞きながら語りだす場面があるのだが、そこがどういう意図か分からなくちょっと引いてしまった。劇中のデンゼルワシントンも同じ気持ちだったのか、その空気感に堪えられずに部屋を出ていく場面があり、視聴者とリンクする謎の演出だった。