うち

ギルバート・グレイプのうちのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.3
知的障害を持つ弟と、夫を亡くし7年間引きこもっている過食症の母を、ギルバートが支えている。

他の生き方を知らず、ただ献身的に家族のため働くギルバートの姿がとても切ない。
誰か彼を誉めてあげてと思う。
そんな中、彼と真逆の人生を生きてきた1人の女性と出会う。
この出会いをきっかけに、ギルバートが自分と向き合っていく過程が実に素晴らしい。
自分はこうやって、何に価値を見出だし、生きていくか考える作品が大好きだ。

演技に関して、知的障害児を演じるディカプリオはさることながら、ギルバートを演じるジョニーデップが素晴らしい。
彼のどこか物憂げな目に何度も胸が締め付けられる。

今年鑑賞した作品で、今のところ一番おすすめかもしれない。
うち

うち