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ドライビング Miss デイジーのののののレビュー・感想・評価

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
3.4
静かに流れる時間の中で、静かに変化していく関係性。
でも最後まで主従関係が崩れることはなく、友達という言葉もデイジーのエゴだと感じた。ホークの忍耐力が無ければ成り立たなかった関係ということを彼女は最後まで理解できていなかった。
「自分は差別していない」とことある事に怒っていたけれど、それも自分のものさしによるもの。差別かどうか判断するのは差別される側の人間だからね。
無意識の差別は簡単には無くならないからこそ意識しなければならないんだろう。キング牧師の「善意の白人の無関心と無視」という言葉は今の時代でも深く突き刺さる。

年齢を重ねると雰囲気ががらりと変わる海外俳優が多いけれど、モーガン・フリーマンはいつでもモーガン・フリーマンだからちょっと安心するね。
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