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ドライビング Miss デイジーのsantasanのレビュー・感想・評価

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
3.9
誠実な運転手が偏屈な老婦人の心を次第に解きほぐしていく。2人の関係が変わっていくのは、モーガン・フリーマン扮する運転手ホークの誠実で物怖じしない明るさによるところが大きい。そしてこの作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェシカ・タンディの拒絶からやがてかけがえのない友情を築くまでの演技が秀逸。作品的には根強く残る黒人やユダヤ人への差別など深いテーマを扱っているが、そういった両端にいる2人が人種や貧富などあらゆる差別を自然に超えていく姿を見せることで、人が信頼し合うことの素晴らしさを訴えかけてくる。
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