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特攻大作戦のとぽとぽのレビュー・感想・評価

特攻大作戦(1967年製作の映画)
4.0
大赦作戦。軍律違反多しな少佐リー・マーヴィンが命じられたのは、原題通り、12人の死刑囚を短期間で訓練し所定の目標を破壊すること。上層部に狂人がいるとしか思えないこれぞ自殺部隊スーサイド・スクワッド?! ロバート・アルドリッチ監督が贈るクラシックな戦争大作。ドナルド・サザーランド、ジョン・カサヴェテスに、もちろんこの頃の豪華オールスターキャストには欠かすことのできないチャールズ・ブロンソン(『荒野の七人』『大脱走』)も。
本能的にすべての権威に反抗している連中。水で髭剃りを拒否したことから団結し始め、日増しに汚くなっていく1ダースの汚い奴ら。MPとP、名前は番号。お偉いさんより市民がいい。
戦争映画でありながらユーモアを挟む余裕もあり、知的によく練られたペースでおもしろい。屈託なく素直に大文字の気持ちよさ楽しさ。例の2人組がいる……例の2人組がいる……例の2人組がいる。徐々に芽生える絆・信頼関係みたいなものに頼れる親心。圧巻の作戦シーン!最後は最初の一人ひとりの顔が映っていくのだけど、最初は覚えられないと思っていたそれぞれの顔もしっかりと見えてくる。
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