こないだフランケンシュタインの話を聞いて、興味を持ったので鑑賞。
ストーリーは原作とやや違うので、あれれ?というところもあったけど、
単純にこれが89年前に作られた映画だと思うとスゴイ。
フランケンシュタインって、博士(博士というか、怪物を作った男爵)の名前で、怪物には名前すらないって知ってた?!
命を作り出すことに取り憑かれた金持ち息子によって、お墓から死体を掘り起こしてツギハギして(しかも殺人者の脳みそを入れられて)雷の電流によって命を吹き込まれた怪物の哀しいものがたり。
ヘンリーは、手に負えなくなって家に逃げ帰ってエリザベスと結婚式して…
フランケンシュタイン家に何も被害がないストーリーになっていたのは、なんか悔しい!
亡くなったのが、怪物に優しくしてあげた少女だけなんて何か隠喩があるのかな。。
ラストのあの、お父さんが乾杯するシーンは何なん??
あそこがかなり意味不明で、そのままエンドロールになりビックリ。でも89年前の映画だから許そう(苦笑)
怪物が女の子にお花をもらって、初めて微笑むシーンはグッときた。
無知がゆえに彼女を花のように池に投げてしまう哀しさよ。
原作ではもっと知的なはずなので、一瞬ギャグかと思ったよ!!
あの映画自体が、怖い怪物を退治する映画みたいになってたような。
原作に近い映画はないのかなぁ?
『メアリーの総て』を早く観たい。
作者のメアリー・シェリーはどんな思いであの怪物のものがたりを書いたのか知りたい。