"負のロッキー"
怒れる雄牛の異名を持つボクサージェイクラモッタの全盛期とその後の転落を描く。ストーリーというよりはデニーロの演技を楽しむ映画!
対戦相手陣営による相次ぐ八百長判定に苦しめられる姿は素直に同情できるが、その後の異常な嫉妬心やDVは同情できない!
ボクシング映画ではなく、ボクシングという題材を使って、"傷つくこと"を描いている映画に思えた。
正直スカーフェイスくらい破滅するかと思ってたら、全然そうでもなかった… 人気ボクサーが太ったおっさんになって離婚しちゃうくらい…
全般にエッロいラブストーリー要素があると思わなかった笑 しかしその後の結婚生活はかなり男性中心主義的で現在の倫理観的にはヤバめ。女性にオススメできない。
この頃からデニーロとジョーペシのセットなんだ笑
他のスコセッシ作品と比べて感じたのは、ミーンストリートの喧嘩シーンや酔っ払いシーンにあった臨場感溢れるクラクラカメラワークが本作のボクシングシーンにあったことですかね!あとはタクシードライバー的な鏡に映る自分に話しかけるシーンもあったなぁ〜
白黒画面で映えるという理由で血糊の代わりにハーシーチョコシロップが使われたらしい笑
編集ミスをひとつ見つけました。さっきまで顔にあった血飛沫が無くなっていた。
普段全然ハマらないスコセッシ作品の中では、まだ好きな方かな〜