レイジング・ブルの作品情報・感想・評価

「レイジング・ブル」に投稿された感想・評価

M川A氏

M川A氏の感想・評価

3.5
こんな人おらんよ、勿論デニーロのことだけど。体変わりすぎ。
聖書のくだりが蛇足。ボクシングシーンの迫力は演出の勝利。
KOU

KOUの感想・評価

3.5
マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ。
『タクシードライバー』やその後の『キングオブコメディ』のように今作も暴れるデ・ニーロ。
どこか危なくて制御の利かないボクサー。ボッコボコにしたのにも関わらず負けてしまった屈辱から次第に急降下していく主人公。

妻は殴るわ、机ひっくり返すわ、やりたい放題。分かりやすい凋落っぷりにデ・ニーロが本当によく似合う。
モノクローム。
デニーロの怒ってる演技が素敵。
最後らへんの黒人との対戦の画が凄く良い。 聖書の1節がわかるようでわからない。
vary

varyの感想・評価

3.9
Apr 12th

Martin Scorsese監督作品
Robert De Niro主演作品
Thelma Schoonmaker編集作品
1980年アカデミー賞主演男優賞受賞
1980年アカデミー賞編集賞受賞

ボクシングそのものが人生。

Martin Scorseseの作品といわれると、数年前までは、なんだか文学的で難解な作品なんでしょ?と思っていて、なんかいきった大学生とかが見て、好きだわーとかいっている作品だと思っていた。
この作品を見て見ると、テーマやキャラクターの感情などがとてもわかりやすくシンプルに描かれている。文学的というよりもむしろ、どんな視聴者が見ても監督が伝えたいことが伝わる、綺麗に構築された映画そのものだ。

今回は、Jake LaMottaの自伝を基にして描いたバイオロジカルドラマ。一言で言うと、どんどん人生が崩壊していく様子を描いた作品。最初自分は、ロッキーみたいにシンデレラストーリーで成功していく映画なのかなと思っていた。しかし、最初のシーンでLaMottaがぶくぶくと太り、演説の練習をしているところで、このストーリーがいく末が見える。あとは、そこからうまくいくように見えた人生も、小さな甘えの積み重ねで歯車が外れ、墜落していく一方。
映画を通して、なぜこのような結果になってしまったのか、なぜこのような感情なのかと言うのが、スクリーン上で描かれるので、素直な気持ちで見ることができる。映画の中には視聴者に考えさせる部分が必要だが、Martin Scorseseがこの作品で視聴者に考えさせたかったのは、LaMottaが視聴者の目にどのように写るのかと言うこと。まるで、自分を見ているようだと考えるのか、まるであの人を見ているようだと考えるのか、それは視聴者それぞれで、その時間を映画の中にも確保している。POVやスローモーションなどで、感情を投影した画をみせ、白黒でボクシングの迫力と、コントラストの強い人生を表している。

ボクシングという殴り合いのスポーツ。これを今回の作品のテーマとした。決して日常で体験するようなことではないが、手も出せずただ立ち尽くすしかないという感情、ボコボコにされ惨敗を喫しているのに負け犬の遠吠えを吐いてしまう感情、自分が悪いとわかっているのに物に当たり、人に当たってしまう感情。そういうだれしもが経験したことのある感情が作中には無数にあり、自分が殴られている感覚にもなる。一方で、何してるのこいつ、バカだなーと客観的に見ている自分もいる。時間の経過とともに粛々と堕落していく様を自分も隣で見ているような感覚。

Robert De Niroの演技と映画に挑む姿勢というのは言わずもがな。自分に正直になれない役をここまで正直に演じることができるのが、本当にすごい。

Thelma Scoonmakerの編集は、芸術そのもの。まず大きく見て、人生を2時間にまとめ上げる手法に脱帽。かなり多くの時間設定があるだけに、かなりチャレンジングな脚本だと思う。それにもかかわらず時代と時代をつなげるエピソードとそれに付随する感情があるため、時間の経過が感情の変化ではなく、感情の継続と捉えられるようになっていた。ボクシングのシーンもあえてコミカルに編集することで、かなりわかりやすくなっていた。どちらが攻めてどちらが攻められているのか。
細かいところで見て見ても、自分がすきなのは、ショットの終わりのタイミング。その数フレームで感情をひっくり返すことができるのがThelma Schoonmakerの特徴。数フレーム早く切ることで、ジャンプカットのように、そのシーンが長く続いたことを表現し、数フレーム長めに持たせることで、主観に飛び込む時間を持たせている。こういう、違和感でストーリーを前に進めることができるのがすごいなーと思います。

Martin Scorseseの作品は、見ててとっても面白い。次どうなるの?って単純にきになる。
宇宙

宇宙の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

市民ケーン風の堕落を描いたストーリー。でも最後はなんだか同情してしまう感じがなんともグッときた。
最後のシーンの語りは巧妙。
彼が話している物語では、兄が八百長をさせて弟が兄を責めるという話になっているが、これは彼の現実での、弟が八百長をさせたんだという抵抗と、でも本当は自分も悪いんだという後悔の錯綜がこういう物語を作らせている。
予想と違った
ずーんと沈んで眉尻も下がる
血がブシャーのカット
ATSUYA

ATSUYAの感想・評価

3.7
ボクシング映画。『ロッキー』みたいな作品を想像していたが、大違いだった。

ジェイク・ラモッタの破滅人生。彼の行動は理不尽で凶暴だけど、最後の落ちぶれた姿を見て、彼なりに葛藤していたのだと感じ、すこし共感した。

ロバート・デ・ニーロが凄い。肥満体型を作るために27kg太ったらしい。アカデミー賞主演男優賞を受賞したのも頷ける。

オープニングがとても良かった。さすがスコセッシ監督。センスが凄まじい。
「ロッキー」「チャンプ」「ボクサー」など、ボクシング映画の名作は数多くあります。本作も名作の一つとして、映画ファンから支持されてる作品です。
実在のボクサーであるジェイク・ラモッタの自伝作品であり、1940年代から1960年代の空気をモノクロで表現するなど味があると思います。
ジェイクのボクシングによる、栄光から凋落までの半生はインパクトのあるものでした。社会的底辺にいた者が、チャンピオンになりトップに成り上がるまでの出世物語。それにより得た地位、財産、家庭で、人生を謳歌する様。その反面、成功した者にありがちな思い上がりも垣間見えました。これが凋落への引き金たもなり…。
ロバート・デ・ニーロの演出がとにかくスゴいのです。19歳の青年期から43歳の中年になるまでの役作りは、あらゆる彼の出演作が名作になった根拠を思い知らされます。顔の表情も体型も年齢相応に仕上がってました。また弟役のショーン・ペシもかなりの熱演で、デ・ニーロを相手に頑張ったと思いますよ。
本作の主人公にとってはボクシングは単なる成功への手段でした。 ただ幸せに暮らしたかっただけだったと思います。自分自身の激情家の性格が災いして、思うように生きることが出来なかった悲劇だとも感じます。
栄光と凋落のコンストラストじっくり見せてくれる力作です。マーティン・スコセッシ監督は、こういうタイプの映画を制作するのが上手いですよね☆
ロバートデニーロすごい。。
役の25年間くらいの
それぞれの年齢に合わせた
体重の増減もボクシング技術も
自分の人生を注ぎ込んでいて
最高に良い!
Ken

Kenの感想・評価

1.7
マーティンスコセッシ監督
ボクシングのシーンと家庭のシーンが交互に。嫉妬深く、そして、暴力を振るう夫をデニーロが演じる。ボクシング引退後、バーを経営する。引き締まった体からぽってりお腹に体型が変化する。服を脱ぎ、身体が見える。見せる?
>|