実物の力によって生み出される壮大なスケール。CGやVFXによる本物さながらの映像美をいくつも目にしてきたからこそ、「本物」の残酷なほどの美しさにより圧倒される。これらに実際に訪れることが出来るのか…と思ったけど、世界一聖地巡礼が難しい映画だろうな。
おとぎ話のターンのパキッとした色使いと、現実のターンの穏やかな色使いのコントラストも良い。石岡瑛子さんの衣装も良い。ダーウィンのアウターが好き。
とにかく死ぬ前に映画館で見させてくれ〜〜!生きている内にあの映像を全身で浴びたいよ〜!
完全に視覚的に楽しむ目的で見始めたけど、ストーリーに思いの外のめり込んでしまった。空想の持つ力はやっぱり無限大。物語自体にトリッキーさがないのは事実だけれど、やっぱりそれ以外の要素が規格外なので結果的にちょうど良いバランスになってる気がする。
ロイが本当に男前すぎてうっとりしてしまった。常に死を見つめているかのような憂いのある表情がたまらない。ガッシリした体格とのギャップも良い。
落ちて終わりではなく、落ちたからこそ見えるものがあるということ。