落下の王国の作品情報・感想・評価

「落下の王国」に投稿された感想・評価

kensyo

kensyoの感想・評価

4.9
世界一美しい映画のひとつ。

「ザ・セル」のターセム・シン監督作品!というだけで何の前知識もなく観たけれど、それで充分すぎるくらいだった。
兎に角全ての色彩とシーンが美しい。
ほとんど異形と思えるくらい。

「ザ・セル」みたいにグロテスクなシーンはなくて、本当に何処も全部美しい感じだった。

敵の黒アーマー達も、結婚式で回る人たちも、全部が夢みたいに美しい。
めちゃくちゃ綺麗なシーンと冒険譚から貰えちゃう映画あざすパワーと、見た目が大事っていう映画の本分のひとつをいっかい極端に紹介しときました、今後いろいろ映画みていってくれて感じのするはしごみたいな映画で、なんかずっと覚えてる自分の源泉。ゴッドファーザーとかと同じ。
話ざっくりさせてるのも視覚に振ってみてます感があってリスペ。
だいぶ前のファッション誌にて本作の衣装特集のページがあり、いつか観たいと思っていた。衣装は全編を通して拘り抜かれていて、舞台作品を観ているようだった。
オープニングのモノクロ映像、語られる物語の世界観などとにかく画が美しい。アート作品を鑑賞しているような映画である。語られる物語は独特だが、物語は語り手次第で展開をどうにでも作り替えることができるということを改めて感じる作品だった。
題名にある通り"落ちる"がこの作品のキーワードだと思う。Fallという動詞が内包している意味合いを眺めると、いろんな解釈が生まれそう。アレクサンドリアの行動や言動に子どもならではの健気さをひしひしと感じた。
f

fの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

舞台設定や病院のセットが凄く好き
あの年代の古びてて少し装飾的なデザインとか衣装のシンプルで美しい感じとかとてもよかった

語られる物語の中の役者たちは華美で彩度の高い衣装を纏っていてそのひとつひとつが古めかしくて仰々しくて良かった

最初はよく世界観がわからず入り込めなかったけど、少女と青年が言葉を交わし、物語を共に培い、徐々に青年の背景や思考が伝わってくるうちに入り込めた

青年の精神的不安定さが凄くよく出てて良かった!

顔立ちが整ってるわけではないけど、女の子の表情がくるくると変わる感じとか無垢で素直だからこそ時折核心をついてくる台詞も愛しくて心を打たれた

2人の関係性が素敵
女の子の純粋さが青年の心を溶かしてあげられたんだろうな

青年が語る話がその時々の状況や少女の言動によって唐突に変わる感じやご都合主義に走る感じが素人の語る物語って感じで良い

世界観がいい
湯林檎

湯林檎の感想・評価

4.8
"落下"がキーワードでありながら救済と再生を描いた現実と空想がミックスしたイリュージョンの物語。

人生の絶望に立たされた時こそファンタジーを追い求めてしまう人間の心理を巧みに生かした個性的な作品だった。
しかし、ロイの絶望した心とアレクサンドリアの純粋な心の絡み合いがとても良くて観終わった後に希望を持てる作品だった。

ロイの作り話のキャラクターと現実世界の人間たちがリンクしているのもポイントで幼い少女であるアレクサンドリアに聞かせる話なのに妙に現実味があって話の展開もグダるところも素人臭さがあって映画の脚本が凝っていると思った。

1番圧倒されたのは映像美であり、実在の世界遺産(多すぎるのと知らない場所もあるのであえては書かないけど)をバックに繰り広げられる奇想天外なロイの作り話と故石岡瑛子氏の手掛けた無国籍な感じのあるカラフルな衣装がリアルとファンタジーが入り混じっていて夢見心地な不思議な感じがしてよかった。

あとはそのまま表現するとグロくなってしまいがちな手術のシーンをあえてストップモーションアニメにして表現していたのは中々面白かった。
絶望の淵にあったロイは病院で出会った少女に物語をせがまれ、あることを条件に語り始めた。果たしてその行方は。(引用)

24ヶ国、13ヶ所の世界遺産というこれ以上ない抜群のロケーションに、構想から完成まで30年の月日をかけた大作。まず設定から面白いし、ファンタジーなんだけど現実と行き来するから見る側も空想の世界に入り込めた。CGかなって思うほど背景が綺麗すぎた。予告を見れば分かったもののロイがスタントマンだったことを見終わってから知り、理解できてなかった部分が色々繋がって余韻がすごかった。色んな意味で"落下"のシーンがたくさんあって、だからこそ2人が出会ったと考えると奥深いなと思った。アレクサンドリアかわいい、ロイかっこいい。
實

實の感想・評価

3.0
映像美。イマジネーションが人の心を救い癒すということ。
現実と幻想が入り交じる世界観は素晴らしいが、いかんせん物語の部分が弱い気がした。
う、うつくしい……

自殺願望のあるスタントマンが少女に語るおとぎ話。
鮮やかで美しい世界中の景色が流れるように現れては消えていく…
その中をゆく主人公達の衣装もまた目を引く美しさ。

ただの作り話ではなく、どんどん現実世界とリンクしていることが明かされていって、語り手の男ロイと少女アレクサンドラのリアルの物語も進んでいく展開がまた良いのよね

ロイ役のリー・ペイスがたま〜に若いジェイク・ギレンホールに見えて「ギレンホールか?いや違うか…いやギレンホールか?」としょっちゅうやってしまった
結果ギレンホールじゃなかったので胸糞展開じゃなかったです
いしお

いしおの感想・評価

4.5
カメラワーク、色彩、本当にターセム監督の映像のことが大好き。
愛だ…本当によかった。子役の子、本当にいい顔をするな。

このレビューはネタバレを含みます

いまだに子供のわがままな振る舞いが許せない

話が作り話だったんだね女の子を操るための

武藤さんから借りる
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