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落下の王国のshuwaのレビュー・感想・評価

落下の王国(2006年製作の映画)
4.7
作り話から生まれる生と死。落下もキーワード。落ちても立ち上がる。

始まりのスローモーションのモノクロ。
これから始まるストーリーは飽きないなと思いました。

映像美に長けすぎてる。演出も。調和とインパクトが素晴らしく私の好みでした。音楽もベートーベンを使っているところも素敵。

ただ操るために作った話。作り話といっても現実に近い話を空想の世界の映像とマッチさせているから引き込まれる。これは実話なのか作り話なのか頭を使いながら見てました。

失われそうな"命"を少女によって取り戻すことができて良かったです。現実でも空想でも。最初は、自分の自殺に利用するために作った話が、その命を引き止める薬になるとは。

想像って凄いですよね。いくらでも好きに登場人物を作ったり、身近な人を面白おかしく変えたり。身の上話を入れたり。脳っておもしろい。
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