ナイトアウェイク

すべての美しい馬のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

すべての美しい馬(2000年製作の映画)
1.0
2023年9月20日、初鑑賞。

ストーリーのざっくり書き。


主人公コールは住む家が無くなる。
友達と馬でメキシコを目指し、小僧との出会い、別れ。

行った先の牧場で働く。
雇い主の娘と出会って、恋仲になる。

刑務所に入る。
小僧が殺され、友達は刺されて深手。

急に釈放され、雇い主の娘に会いに戻る。
なんか、戦う(…?)。

渇いた広い大地を、馬で駆けるシーンの背景が本当に綺麗。冒頭の、夜に馬が疾走する場面は、短いけどすごく好き。だけど、かなり早い段階で馬の見せ場が消える作品。途中の荒馬慣らしとかは、見応えがあった。だけど、タイトルから想像してたものと中身は全く違った。

なんとなく、寡黙な男性が、馬を中心にしたドラマを展開するものだと思ってた。先入観を持った私が悪いのか、そもそも内容と違うタイトルが悪いのか。

主人公も、雇い主の娘も、見た感じ大分いい年齢でしょ。お互いにそこまでのぼせる理由の描写が無いし、理解に苦しむ。大人なら大人の恋愛の仕方を描いてほしかった。なんか、二人の気持ちに共感はできなかったし、ただ発情してる学生にしか見えなかった。そんなシーン切り捨てて、ちゃんと馬を映せよ。
これじゃ馬より人間じゃねぇかよ。原題にすら馬と入れておきながら、馬の優先順位が上から50番目くらい。

劇中で、雇い主の娘が美人というけど、美人の意味が分からない。私にはガイコツに見えるんだけど。決して美人とは思わないけど、世の中の殿方はこの女を美人というのかしら?
この人のアップが私には超キっツい。

人間描写がイマイチで、作品は到底面白いとは思えない。

記録。